「もっとも多い」交通違反は何!? 「スピード違反」よりも多い? 最新「交通違反検挙数ランキング」でわかった意外な“ワースト1位”とは
全国で年間500万件以上の検挙件数があるという道路交通違反の取締り。2024年の1年間で最も多かったのは、いったいどのような交通違反なのでしょうか。
2024年に最も検挙件数が多かった交通違反とは
警察庁は2025年2月27日、2024年中の道路交通違反取締り状況を公表しました。年間の検挙件数は全国で500万件以上あるといいます。
そこから見えてくる日本の道路交通の傾向について探ってみました。
![道路交通違反の取締りで最も多いものとは!?[イメージ画像:PIXTA]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/04/20250421_Traffic_pixta_90117071_M.jpg?v=1745227209)
警察は日々、スピード違反や駐車違反、信号無視など、さまざまな交通違反を取り締まっています。
それはドライバーの安全と法令順守への意識を高め、安全で円滑な交通を守るためです。
それでも違反はなくならず、警察庁が毎年公表している「交通関係法令違反の検挙状況」によると、2024年中の検挙件数は、514万3671件(2025年2月公表)。
前年より33万2983件減少したものの、1日当たりの検挙件数は1万件以上にも上ります。
その中で最も検挙件数が多かったのは、「一時不停止」でした。
件数は117万7924件で、ほかの違反の中でも桁違いの“ダントツ1位”です。
全体からみた割合としては22.9%で、4件に1件が「一時不停止」というから驚きです。
そもそも「一時停止」は、信号のない交差点や踏切の手前などといった、事故が起こりやすい特定の場所に義務付けられたルール。当該箇所には「止まれ」と書かれた標識が設置され、ドライバーはこれに従わなければなりません。
一時停止の方法としては、確実に左右の安全を確認するために、停止線や交差点の直前で完全に車を停止する必要があります。
減速や徐行をするだけでは一時停止をしたことにはならず、違反と見なされます。
検挙された人の中には、けっして一時停止を無視したわけではなく、“完全に停止していなかった”として違反になった人も多いのではないでしょうか。
止まれの標識が設置されている場所では、一時不停止による出会い頭の事故が多発している傾向にあります。
そのため厳しい取り締まりを行っているわけなので、事故を未然に防ぐためにもルールを守ることが大切です。
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