交通違反「最も多い」&「最も反則金が高い」のは一体どれ? 果たして「諭吉何枚分」になるのか…「スピード違反」よりも多い「圧倒的検挙数」の違反とは
数多くの交通違反のうち、どういった交通違反が件数で一番多いのでしょうか。また、「反則金の金額が一番高い交通違反」は何なのでしょうか。
「すっごい捕まってる違反」とは?
反則金や違反点数、さらに刑事罰まで用意されているにも関わらず、交通違反は一向に無くなりません。
では、数多くの交通違反のうち、どういった交通違反が件数で一番多いのでしょうか。
また、「反則金の金額が一番高い交通違反」は何なのでしょうか。

まず、年間で一番件数の多い交通違反を見ていきましょう。
警察庁の資料によると、2023年の交通違反の検挙総数は「547万6654件」。そのなかで最も多かった交通違反は「一時不停止」で、126万7094件にも達していました。
一時停止をすべき場所は、一時停止の標識が掲げられている場所だけでなく、信号が「赤色点滅」している場合、歩行者が横断歩道を横断しようとしている時など、いくつもあります。
前年(2022年)の146万6131件と比べると減ったものの、まだまだ6ケタ台を推移しています。「うっかり」「これくらいは」という認識が高い交通違反だと言えるでしょう。
次に多かったのは「最高速度違反」、いわゆるスピード違反です。その検挙件数は88万8500件。
道路上の自動取締装置「オービス」で自動検知される場合や、路側で待ち構えられていた場合、パトカーが追跡している場合など、取締りの仕方も多岐にわたります。
「超過速度」で分けて見ると、「速度50以上」が1万2508件、「速度50未満」が12万2218件、「速度30未満」18万3204件、「速度25未満」が29万2723件。「速度20未満」「速度15未満」であっても、それぞれ27万7769件、78件の事例があります。
3番目に多かった交通違反は「放置違反金納付命令件数」で、64万6973件でした。
駐車違反をすると、クルマに「放置車両確認標章」と呼ばれるいわゆる黄色いステッカーが貼りつけられます。その場合、ドライバーは警察署などに出頭して反則金を納めなければなりません。
放置違反金納付命令は、上記の反則金の納付が認められない場合に、車両の使用者に対し放置違反金の納付を命じるといったものに該当します。
つまり、納めるべき反則金を放置している人だけで、「交通違反のランキング3位」を占めているという現状があるのです。
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