マツダ斬新「クロスオーバーSUV」生産終了! “メーカー初”のパワートレイン&ガバッと開く「凄いドア」採用! 約4年2ヶ月で「MX-30 EV MODEL」が幕を下ろす
マツダは2025年3月19日、マツダは同社初の量産EV「MX-30 EV MODEL」を同月31日に生産終了することを発表しました。
マツダ「MX-30 EV MODEL」生産終了を発表
2025年3月19日、マツダはクロスオーバーSUV「MX-30 EV MODEL」を同月31日に生産終了することを発表しました。
電動化が進む自動車業界でマツダ初の量産EVとして登場し、発売から約4年2ヵ月で幕を下ろすこととなります。

MX-30は、マツダの新世代商品群の第3弾として、2019年10月に「東京モーターショー2019」で初めてお披露目されました。
マツダ初の量産EVとして開発され、欧州市場で先行予約が始まった後、2020年10月に日本市場向けに正式発表されました。
最初に登場したのは24Vマイルドハイブリッド「e-SKYACTIV G」搭載モデルで、その後2021年1月にEV MODELが発売。
2022年にはクルマから外部へ電力を供給できるV2H機能が標準装備となり、2023年にはロータリーエンジンを発電機とする「e-SKYACTIV R-EV」も追加されました。
しかし、今回の発表でEV MODELの生産が終了することが決まりました。
このEV MODELは、マツダ初の量産EVとして「e-SKYACTIV」を採用し、「人馬一体」の走りを電動化で進化させました。
ボディサイズは全長4395mm×全幅1795mm×全高1565mm、ホイールベースは2655mmで、全長4.4m未満、全幅1.8m未満と日本の道路事情にもマッチしています。
ただし、マイルドハイブリッドモデルより全高が15mm高く、最低地上高が130mmと低いため、立体駐車場や悪路では注意が必要です。
外装では、観音開きの「フリースタイルドア」が目を引きます。
フロントドアが82度、リアドアが80度まで開き、乗り降りや荷物の出し入れがスムーズです。
リアピラーを傾斜させたデザインで、スタイリッシュな印象を与えます。
内装にはコルク材やリサイクル素材が使われ、環境に配慮した仕上がりです。
運転席は視界が広く、ボンネットの先端が見やすい設計で、車両感覚がつかみやすくなっています。
静粛性と滑らかな加速もEVならではの快適さを提供します。
パワートレインは最高出力107kW(145PS)、最大トルク270Nmのモーターを搭載し、駆動方式はFFを採用。
バッテリー容量は35.5kWhと控えめですが、製造時のCO2排出量を抑える設計が特徴です。
また、急速充電(最大40kW)なら約40分で80%まで充電できるほか、航続距離はWLTCモードで256kmを記録します。
そのほか、回生協調ブレーキや「e-GVC Plus」による車両制御技術が採用され、モーターの特性を活かしたスムーズな走りが特徴です。
MX-30 EV MODELの価格(消費税込)は466万9500円から521万1800円です。
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