ワゴン×SUV!? トヨタ新型「クラウンエステート」18年ぶりに復活! 完成された16代目クラウン独自の「乗り味」とは【試乗記】

トヨタは2025年3月13日、新型「クラウンエステート」を正式に発売しました。すでに発売されている3つのクラウンシリーズとの違いや新型独自の乗り味などについて、モータージャーナリストの山本シンヤ氏が先行試乗で確かめました。

2代目から11代目まで続いた「ワゴンモデル」が16年ぶりに復活!

 1955年に誕生し、トヨタの乗用車の中で最も歴史を持つ高級車「クラウン」ですが、現行型の16代目は多様性が求められる時代に合わせ、4つのモデルラインアップを用意して大きく変革を遂げました。
 
 2022年7月に登場した「クラウンクロスオーバー(以下、クロスオーバー)」を皮切りに、エモーショナルなSUVである「クラウンスポーツ(以下、スポーツ)」、正統派サルーン「クラウンセダン(以下、セダン)」が発売されていますが、そのトリとなるのが「クラウンエステート(以下、新型エステート)」です。

トヨタ新型「クラウンエステート」に速攻試乗!
トヨタ新型「クラウンエステート」に速攻試乗!

 16代目クラウンシリーズのうち、3モデルはすでにそれぞれ発売されており、新型エステートも当初は2024年に登場予定でした。

 しかしトヨタの不正認証のあおりを受け正式発売が延期となっていましたが、「ついに」というか「やっと」というか、ともあれ2025年3月に正式発売となりました。

 パワートレインは、2.5リッターHEV(ハイブリッド車)と、2.5リッターPHEV(プラグインハイブリッド車)の2タイプを用意し、ともに4WD(E-Four)のみの設定です。

 今回は正式発売に先駆け、富士スピードウェイのショートコースで試乗をしてきました。

 サーキット試乗ではありますが、全開ではなく日常走行を意識したペースでの走行で確かめています。

 ところで、クラウンにステーションワゴンモデル(当時は「カスタム」と呼ばれていた)が登場したのは、1962年登場の2代目からです。

 車体はバンと共通ながらも、豪華装備に加えてラゲッジ部にサードシートを設定していましたが、あくまでもビジネスユース+αといったモデルでした。

 その流れが変わり始めたのが、1983年登場の7代目(120系)でした。

 ルーフ中央のスカイライトウィンドウや飾りホイール、専用の2トーンカラー、フルフラットシートなどにより独自性をアップ。1987年登場の8代目では、ハードトップ/セダンと同じ「ロイヤルサルーン」も設定されました。

 さらに、2001年デビューの11代目は「エステート」の名を冠して、ロイヤル/アスリートの2タイプを用意。走りもセダン同等のパフォーマンスが備えられていました。

 しかし、2003年の12代目(通称:ゼロクラウン)はセダンのみの設定となり、ワゴン(エステート)は11代目が継続販売されたものの、その歴史は2007年で途絶えていました。

 今回、18年ぶりの復活となった新型エステートですが、一体どのようなモデルなのでしょうか。

 ひとことで説明すると「ステーションワゴンとSUVの融合」です。

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