ワゴン×SUV!? トヨタ新型「クラウンエステート」18年ぶりに復活! 完成された16代目クラウン独自の「乗り味」とは【試乗記】

トヨタは2025年3月13日、新型「クラウンエステート」を正式に発売しました。すでに発売されている3つのクラウンシリーズとの違いや新型独自の乗り味などについて、モータージャーナリストの山本シンヤ氏が先行試乗で確かめました。

「PHEV」「HEV」それぞれに試乗してみた

 前述の通り、パワートレインはHEVとPHEVの2タイプで、この辺りはスポーツと同じ構成となりますが、車両重量が重いうえに積載性も考慮し、新型エステートのシステム出力は若干アップしている模様(試乗時点ではスペック未公表)。

 駆動方式は、リアモーターを活用する電動AWD(E-Four)のみの設定です。

トヨタ新型「クラウンエステート」PHEVモデル
トヨタ新型「クラウンエステート」PHEVモデル

 前段が長くなりましたが、まず新型エステートのPHEVモデルから試乗してみましょう。

 PHEVは、EVモードだとドライバーのペダル操作に合わせ、必要なだけ力強さが増していくフィーリング。より滑らかで、より操作に忠実なため、「スーッ」と走るような印象です。

 一方、HEVモードはシステム出力300psオーバーの実力ですが、体感的には「おっ、力強い!」と言うより「おっ、余裕あるね」と言う印象。

 この辺りは、よりリニアなパワートレイン制御に加えて、アクセルを踏んだ時の車両姿勢の変化の少なさ(E-Fourを活かした駆動力制御)の合わせ技でしょう。

 アクセル開度が増すシーンでもエンジンノイズがかなり抑えられており、エンジンがより遠くにあるようなイメージで黒子に徹しているのが解ります。

トヨタ新型「クラウンエステート」HEVモデル
トヨタ新型「クラウンエステート」HEVモデル

 続いて、新型エステートのHEVモデルに試乗しました。

 日常域では、より積極的なEV走行と力強いハイブリッド走行のフィーリングは、基本的にスポーツと同じです。

 アクセル開度が増すシーンでもエンジンノイズはだいぶ抑えられていますが、PHEVと比べると主張が強め。

 ANC(アクティブノイズコントロール)で雑味成分はかなり消えているようですが、2.5リッター「ダイナミックフォース」エンジン特有の濁音は残るので、もうひと工夫が欲しいところです。

 エンジンサウンドを車内に響かせるASC(アクティブサウンドコントロール)で、艶っぽい音を足してもいいかもしれません。

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