一宮JCT~伊勢湾岸道つなぐ「一宮西港道路」ついに事業化手前へ!? 東海北陸道“すごい延伸計画”概略ルートいよいよ決定 名神渋滞緩和に期待大

名古屋圏で新たに計画されている高規格道路「一宮西港道路」の概略ルートが、3月11日にいよいよ決定されることとなります。

東海北陸道が「伊勢湾岸道直結」新たな高規格道路

 名古屋圏で新たに計画されている高規格道路「一宮西港道路」について、概略ルートがいよいよ決定されることとなります。
 
 国土交通省 中部地方整備局は2025年3月11日午後の委員会で、この道路の第3回目の計画段階評価について発議。3案から、最終案のルートが決定される見込みです。

名神と東海北陸道が接続する一宮JCT(画像:Google Earth)。
名神と東海北陸道が接続する一宮JCT(画像:Google Earth)。

 一宮西港道路は、東海北陸道の延伸区間としてさらに南下し、東名阪道を経て、伊勢湾岸道まで直結する高規格道路です。

 開通すれば、これまで東海北陸道の交通が「一宮JCT」で名神へ流れ込んでいたのが、あくまで通過点となり、伊勢湾岸道方面へ交通分散される期待があります。

 全国的に悪名高い「一宮JCTの大渋滞」の緩和策としては「東海環状道」「名岐道路」といったバイパス計画が進行中ですが、一宮西港道路はその決定打となりそうです。

 事業化というスタートラインに立つためには、まず「計画段階評価」で概略ルートを決定し、そこから都市計画決定と環境アセスメントの手続きを完了する必要があります。

 計画段階評価は2回の地域アンケートによって、地域課題抽出・概略ルート最終決定となります。1回目は2023年7月に、2回目は2024年8月に行われ、あとは最終決定を待つのみとなっていました。

 候補である3つのルート案は以下のとおり。
●一宮JCTからまっすぐ南下し、4車線の「西尾張中央道」上空に高架建設するルート
●やや西側へ進路を取り、東名阪道「弥富IC」を経由する独自ルート
●さらに西側で「国道155号」を高規格化するルート

 もっとも距離が短いのは最初の「西尾張中央道」ルートで28km。道路上空に架設するため、用地取得が最小限になるメリットもあります。他のルート案はやや迂回していますが、便益を高めるため主要地をカバーしています。

 3回目の計画段階評価を含む委員会は、11日の14時から開始。詳細な会議結果は後日公開される予定です。

【画像】超便利!? これが「一宮西港道路」計画ルートです(28枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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