前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前のクルマとの距離(車間距離)は、万が一の急停止などに備え十分な余裕を持つことが重要です。適切な距離を保つためにはどのようにしたら良いのでしょうか。
運転中に適切な「車間距離」を測るにはどうしたら良いのか
クルマを運転する時は、事故防止のためにも余裕を持った「車間距離」を取ることが大切ですが、適切な車間距離とは一体どのくらいなのでしょうか。
また、運転中にどのようにして測れば良いのでしょうか。
![車間は余裕をもって! 高速道路で「車間距離」を測る方法とは[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/01/20250131_Traffic_Accident_Highway_pixta_35183589_M.jpg?v=1738308473)
クルマを運転する時に大事なのが車間距離です。
適切な車間距離が確保できていないと、前を走行するクルマに「あおり運転」と感じさせてしまうこともあります。
車間を詰めすぎてしまうと、前のクルマのドライバーをイライラさせたり、不安に感じさせたりして、事故を誘発してしまうかもしれません。
さらに、前のクルマが急ブレーキを踏んだ時に回避できず、追突してしまう恐れもあります。
車間距離の詰めすぎは、「車間距離不保持違反」として取り締まりの対象となります。
違反点数は高速道路では2点、一般道路では1点、反則金は高速道路で9000円、一般道で6000円(それぞれ普通車の場合)です。
車間距離不保持違反は、他の車両の通行を妨害する目的で行うと「妨害運転」つまりあおり運転として、免許取消しや罰金または懲役などのより重い罪に該当する恐れもあります。
悪意をもって車間距離を詰めるのは絶対にいけませんが、違反や事故を起こさないためにも、適切な車間距離を確保することが大切です。
具体的にはどのように車間距離を測ればいいのでしょうか。
JAF(日本自動車連盟)によると「停止距離」がひとつの目安だといいます。
停止距離とは、一般的なクルマが乾いた路面において、危険を察知してからブレーキを踏んで停止するまでの距離です。
例えば、時速40キロでの停止距離は22m、時速60キロでは44mもの距離になるといいます。
これを車間距離に置き換えると、時速40キロで走行している時は22m、時速60キロで走行中は44mが目安になりますが、運転中に具体的な距離を測るのは簡単ではありません。
そこで目安として活用したいのが、高速道路で出てくる道路上の点線と「0m」「40m」「80m」などの表示です。
これは「車間距離確認標示板」といい、NEXCO東日本によれば、表示板の間隔は制限速度が時速80キロのところでは40mごと、制限速度が時速100キロのところでは50mごとに、原則各IC間に1か所ずつ設置しているといいます。
また車線と車線を区切る車線境界線は、8mの白線と12mの空白区間の計20mで構成されているため、4セットで80m、5セットで100mの間隔を測ることが可能です。
しかし、一般道ではこれらの方法で距離を測ることができません。どのようにしたら良いのでしょうか。
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