トヨタ「カローラ」なぜ“先代モデルの新車”を今も販売!? あえて「旧型」を買うのはどんな人? 実は意外な「人気モデル」だった!
あえて「旧型」を買うのはどんな人?
なぜカローラアクシオとカローラフィールダーの人気がここまで長く続くのか、販売店に問い合わせたところ、以下のような回答がありました。

「カローラアクシオとカローラフィールダーの生産と販売が長年にわたって続いている理由は、運転のしやすい5ナンバーサイズのボディが高い人気を得たからです。
設計が古い代わりに、装備がシンプルで、ロングセラーならではの信頼性の高さもあります。
今のクルマは昔に比べて故障が減りましたが、そのなかでもカローラアクシオとカローラフィールダーは特にトラブルが少ないモデルですね。
ユーザー層としては、運転のしやすさと価格の安さにより、商用車やバンとして仕事で使う法人のお客様が中心です。
また、今は5ナンバーサイズのセダンやワゴンが減ったため、運転のしやすさを重視する一般のお客様も購入しています。
どちらかというと人気が高いのはカローラフィールダーの方で、5ナンバー車のため運転しやすいだけでなく、ワゴンボディなので荷物も積みやすいと評判です」
トヨタの5ナンバーバンといえば「プロボックス」が思い浮かびますが、商用車の規格に基づいて設計されていることから、ラゲッジスペースが広い代わりに後部座席の足もとが狭いという難点も。
その点、カローラフィールダーは後部座席が広く、折りたためばラゲッジスペースを広く取ることも可能です。
装備も充実しており、プロボックスにはないサイドカーテンエアバッグや、プッシュボタンスタートシステムなどが全車に標準装備されているのも魅力です。
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このように、一定の需要があることから、予定を大幅に変更して現在もラインナップされ続けている、カローラアクシオとカローラフィールダー。
2024年3月には一部改良モデルも登場し、進化と熟成を重ねていますが、一方で受注の終了が近づいているという噂もあるため、購入検討している人は早めに行動したほうが良いかもしれません。
Writer: パワーボム
関西大学社会学部卒業後、某CS放送局運営のメディアにてライターとしてのキャリアをスタート。自動車ブログの立ち上げから携わり、主にトヨタ車やレクサス車、キャンピングカーを中心に取材記事を多数執筆する。































