トヨタ「カローラ」なぜ“先代モデルの新車”を今も販売!? あえて「旧型」を買うのはどんな人? 実は意外な「人気モデル」だった!

トヨタ「カローラ」シリーズには現在7車種が存在しますが、このうちの2車種は先代モデルの「カローラアクシオ」と「カローラフィールダー」です。なぜトヨタは旧型となるモデルを販売し続けているのでしょうか。

なぜ「カローラシリーズ」は7車種もあるの?

 2025年1月現在において、全7車種をラインナップする、トヨタ「カローラシリーズ」。
 
 そのうち「カローラアクシオ」と「カローラフィールダー」は、2012年を最後にフルモデルチェンジされておらず、先代モデルに相当する存在です。
 
 トヨタはなぜ2025年となった現在も、旧型となった先代モデルを販売し続けているのでしょうか。

トヨタ「カローラ」なぜ“先代モデルの新車”を今も販売!?
トヨタ「カローラ」なぜ“先代モデルの新車”を今も販売!?

 カローラシリーズには現在、「カローラ」(セダン)、「カローラツーリング」(ワゴン)、「カローラスポーツ」(ハッチバック)、「カローラクロス」(SUV)、「GRカローラ」(スポーツハッチ)、「カローラアクシオ」(セダン)、「カローラフィールダー」(ワゴン)の7種類が存在。

 上記のうち、カローラアクシオとカローラフィールダー以外は、2018年以降に投入された比較的新しいクルマであり、すべて「3ナンバーサイズ」であるという共通点があります。

 対して、カローラアクシオとカローラフィールダーは、「5ナンバーサイズ」のクルマです。

 新しいセダンタイプやワゴンタイプのカローラシリーズが登場しているにも関わらず、なぜ旧型モデルを売りつづけているのか…、その結論としては、5ナンバーサイズのセダンやワゴンに需要があるからです。

 3ナンバー車のカローラやカローラツーリングが発表された2019年当時、トヨタの開発者は以下のように述べています。

「カローラには、さまざまなニーズがあります。新型は走行安定性や乗り心地などの質感を高めるため、GA-Cプラットフォームを採用しました。

 日本の使用環境を考えて全幅を狭く抑えましたが、それでも1745mmが限界です。お客様から要望の多い5ナンバーサイズには収まりません。

 そこで5ナンバー車になる従来型のカローラアクシオとカローラフィールダーも、新型と併せて継続販売することにしました。

 併売期間はおそらく1年半から2年後には終了するでしょう」

 先述のように、上記のコメントはあくまでも2019年のもの。そして2年後はおろか、5年以上経過した現在も併売が続いているのです。

【画像】カッコイイ! これが今も新車が買える「"旧型"カローラ」です!(30枚)

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1件のコメント

  1. 昔、FRからFFへの転換期、コロナとカリーナが新旧の両方が販売されていました。まだ、FFへの抵抗がある方への配慮だったとか。

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