ホンダが「新型プレリュード」25年発売へ! 新たな“スポーツカー”は「操る楽しさ」感じるモデルに! さらに五感を刺激する「次世代のスポーツハイブリッド技術」も体感
ホンダが2025年に発売する新型「プレリュード」や次世代のハイブリッドを仮で搭載した「ヴェゼル」に試乗しました。どのようなモデルだったのでしょうか。
まさに羊の皮を被った「ハイブリッドタイプR」
2025年発売予定のホンダ新型「プレリュード」プロトタイプに試乗して、「まさか、こんな凄い走りをするとは!」と、筆者(桃田健史)は心底驚きました。
場所は、栃木県内にあるホンダのテストコース。高速周回路では最高時速120kmで直線走行し、バンクがついてコーナーでは時速100km程度、さらにワインディングコースをハイペースで走行しました。
その走りは、筆者(桃田健史)の想定を遥かに超える、上質でスポーティかつ「速い!」と感じる見事な出来栄えでした。
背景には、ホンダ独自のハイブリッド技術である「e:HEV」の進化があります。
しかも試乗中、そして試乗後にホンダのエンジニアやホンダ幹部らは「きょうお乗りいただいたこのクルマは、ほぼ量産レベル」と言い切ったのです。
新型プレリュードは、2023年10月開催の「ジャパンモビリティショー2023」で「コンセプト」として世界初披露され、来年2025年1月の「オートサロン2025」で「プレリュード プロトタイプ」が公開される予定です。すでに量産への流れが確定したと言えます。
テストコースに出現したプレリュードのプロトタイプは、外観をカモフラージュしているものの、ボディデザイン全体はコンセプトモデルに近い印象です。
ドアを開けると、試乗車両は左ハンドル車。インテリアはセンターコンソールが少し高めにセットされ、スポーツカーらしいシートポジションが確保されています。
ボディ寸法は未公開ながら、車幅がかなり広いことが車内からも分かるものの、前方方向への見切りはとてもよく感じます。
走り出してまず感じたのは、軽快さです。
ただし、現行「シビック」が目指した“爽快”とはちょっと違う印象があります。
実はプレリュード、車体は現行「シビックタイプR」をベースにホイールベースを短くするなどした専用設計です。
そのため、デュアルアクシス・ストラットサスペンション、制御ダンパー、そしてブレンボ製ブレーキなどを採用した上で、開発者は「(普段遣いでの)乗り心地に振った」セットアップをしていると話します。
今回、シビック e:HEVとも乗り比べましたが、シビックの“爽快さ”や、シビックタイプRの“カッチリさ”とも違う「スポーツカーらしさ」が、プレリュード独自の世界観と走り味を感じます。
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