ホンダが「新型プレリュード」25年発売へ! 新たな“スポーツカー”は「操る楽しさ」感じるモデルに! さらに五感を刺激する「次世代のスポーツハイブリッド技術」も体感

 さらに今回、試乗の場では外観を「ヴェゼル」で仮装した次世代e:HEVの実験車両を走行させることができました。

「ヴェゼル」をベースにした次世代「e:HEV」の実験車両
「ヴェゼル」をベースにした次世代「e:HEV」の実験車両

 これはホンダが「次世代小型e:HEV」と呼ぶパワーユニットで、1.5リッターの直列アトキンソンエンジンと後輪を出力50kWの電動AWDユニットで動かす四輪駆動です。

 これに、先ほどと同様のHonda S + Shiftを装備していますが、この実験車両では現行ヴェゼルの基本設定を継承し、ドライブモードはノーマルとスポーツの2つのみ。スポーツモードでHonda S + Shiftが機能する仕組みです。

 クルマ全体の動きは、現行車と乗り比べると、リアを電動化させたことで動きの自然さ、軽快さ、さらに操りやすさが加わったほか、加速時のEVモードでの出足の良さや、エンジン始動とのつながりの良さなど、明らかに「五感」の印象が異なります。

 技術的には、コーナー進入時に回生駆動配分による回頭性の重視、旋回中は安定性重視、そしてコーナー出口ではトラクション性重視をAWD機構で実現。そこにHonda S + Shiftが加わることで、「五感」を刺激するのです。

 加えて今回、2リッターエンジン搭載の「次世代中型e:HEV」のパワーユニットも世界初公開し、搭載する次世代の中型プラットフォームを展示しました。

※ ※ ※

 ホンダ初の量産型ハイブリッド車、初代「インサイト」が発売されてから、今年で25年目。

 次世代ハイブリッド技術、e:HEVはこれからますます、ユーザーにとってワクワクする存在になりそうです。

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Writer: 桃田健史

ジャーナリスト。量産車の研究開発、自動車競技など、自動車産業界にこれまで約40年間かかわる。
IT、環境分野を含めて、世界各地で定常的に取材を続ける。
経済メディア、自動車系メディアでの各種連載、テレビやネットでの社会情勢についての解説、自動車レース番組の解説など。

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