「シビック×無限」「86×TRD」! それぞれの個性が光るチューニングカーに試乗してみた!
日本の自動車メーカー直系モータースポーツ専門会社である、無限、STI、NISMO、TRDの4社による合同活動グループ「ワークスチューニンググループ」が、毎年恒例の合同試乗会を開催しました。今回は無限とTRDの計5台を紹介します。
タイプRファン必見! 無限が手がけた最新チューニング
日本の自動車メーカー直系モータースポーツ専門会社である、無限(MUGEN)、STI、NISMO、TRDの4社による合同活動グループ「ワークスチューニンググループ」が、毎年恒例の合同試乗会をモビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)で開催しました。今回は無限とTRDの計5台を紹介します。
ホンダ車種向けのアフターパーツ製造販売やレース用エンジンの開発製造を行う無限が今回持ち込んだのは、通算11代目となった現行型シビック2台で、1台は言わずと知れたメーカー謹製チューニングカーとも言える「タイプR」。もう1台は今年9月に実施されたマイナーチェンジで追加となった「RS」という体制でした。
タイプRは「Group A(グループA)」と名付けられた、レーシングドライバー野尻智紀選手を開発ドライバーに起用したパーツ群を装着したものとなっており、ノーマル比25%のダウンフォース増加を実現したエアロパーツが目を引く仕様。
足元にはBBSと共同開発した19インチ鍛造アルミホイール「FR10」が備わっており、4本で純正比-10kgの軽量化を実現しただけでなく、テスト時には複数の異なるホイール剛性を持つものを装着し、タイプRに最適な仕様が選ばれているというこだわりの逸品となっています。
そのほか、ハードなブレーキングでもコントロール性と耐フェード性に優れたブレーキパッドのタイプCや、スポーツカーらしいサウンドはもちろん、排気効率や軽量化にも寄与するスポーツエキゾーストといったパフォーマンスパーツも装着し、タイプRの基本性能をより高めてくれるパーツが多く装着されていました。
無限の最新アイテムでシビックRSがさらにスポーティに!
一方のRSは、後期型となって変更されたフロントマスクに合わせて開発中のフロントアンダースポイラーやスポーツエキゾーストシステムが新規アイテム。RSのキャラクターに合わせて大型でアグレッシブな造形となっており、よりスポーティ度がアップするのが魅力で、同じく開発中のスポーツエキゾーストシステムも快音で気分を盛り上げてくれるものとなっています。
そして両車には10月に発売されたばかりのスポーツステアリングホイールも装着。これはシビック全グレードに装着可能なもので、純正ステアリングよりも太く握りやすさを追求したグリップ形状と、ドライカーボンとパンチングレザー、アルカンターラのコンビで所有欲も満たしてくれる点も魅力です。
実際に走らせた感想は、タイプRはまさにホームはサーキットといった雰囲気で、会場となったモビリティリゾートもてぎの南コースでは全く危なげのない走りを披露。一方のRSはタイプRほどの過激さや骨太さはないものの非常に軽快な印象で、一般道やワインディングではタイプRよりアリかも…と思わせる仕上がりとなっていました。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。