トヨタ「“最小級”SUV」がスゴイ! 全長3.7m級の「ちょうどイイサイズ」! 精悍スタイルも超カッコイイ「アイゴX」とは
欧州のトヨタが販売するAセグメントのコンパクトSUV「アイゴX」とは、どのようなクルマなのでしょうか。
「パッソ」級サイズの「極小SUV」は日本でも売れそう!
日本が世界に誇る自動車メーカー、トヨタ。実は日本国内で販売されていない海外専用モデルがたくさんあります。
なかでも、欧州で販売されているトヨタ最小級の超コンパクトSUV「アイゴ」は注目の1台といえます。
アイゴは、欧州トヨタがチェコ工場で製造する「Aセグメント」に属するコンパクトカーです。
セグメントとはクルマを大きさで分類する名称で、欧州を中心に使用されている区分方法。Aから順番にFまであり、Aセグメントは全長おおよそ3.7m以下の小型車を区分しています。
現在国内でAセグメントに該当する新車は、軽を除けばどのメーカーのラインナップにもありませんが、直近ではダイハツ「ブーン」とそのOEM車、トヨタ「パッソ」がありました(2023年生産終了)。
日本には世界でも類を見ない「軽自動車」の法制度があり、全長3.4m以下という規格が定められています。
全長3.6m級のブーン/パッソは、軽に対抗する狙いもあったようですが、多くのコンパクトカーは全長約4m以下の「Bセグメント」以上が主流となっています。
欧州の都市部では道が狭いところが多くありAセグメントの需要が比較的高く、こういった事情から欧州トヨタは、Aセグメントにアイゴを投入しています。
アイゴは、2005年に初代がデビューしました。その後、2014年、2022年の2回フルモデルチェンジを実施し、現在は3代目がクロスオーバースタイルを取り入れたこともあり「アイゴX(クロス)」の車名となって販売されています。
アイゴXは、全長3700mm×全幅1740mm×全高1525mm、ホイールベース2430mmというボディサイズ。
軽自動車より30cm全長が長いだけの非常にコンパクトなクルマですが、全幅は日本でいう3ナンバー枠のワイドボディとなっています。
プラットフォームは、トヨタ「ヤリス」「ヤリス クロス」「シエンタ」「JPNタクシー」、レクサス「LBX」といったクルマに採用されるBセグメント用の「GA-Bプラットフォーム」が使われています。
パワートレインは、1リッター直列3気筒ガソリン「1KR-FE型」、トランスミッションは5速MTを基本とし、CVTが仕向け地によって設定されています。
なおこのエンジンは、日本市場で販売されるヤリスの1リッター車に搭載されているものと同じ型式です。
スタイリングは欧州車らしいアバンギャルドなデザイン。インテリアでは曲線を多用した機能的なレイアウトとなっています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。