売れ線SUVの意外な悩みとは? 話題の国産コンパクトSUV「クロスビー」に試乗
昨年の12月25日に国内発売された事実上のビックハスラー、スズキの「クロスビー」はなぜ名前を変えたのか?
ライバルなきユニークコンパクトSUV誕生の理由
みなさんこんにちは。愛のおクルマ伝道師、小沢コージです。今回は話題の国産コンパクトSUV、スズキ・クロスビーをご紹介いたします。
このクルマは去年の東京モーターショーで初公開され、12月25日に国内発売されました。エンジンは今のところ99馬力の排気量1リッターの直列3気筒ターボのみとなります。
「クロスビー」は、簡易型ハイブリットとも言えるマイルドハイブリッドシステムを備え、エンジンとは別に電気モーターを持っていますが、そちらの出力はわずか3.1馬力。
マイルドハイブリッドは、元々は軽自動車用に開発されたシステムで、減速エネルギーを利用して発電し、 加速時にはモーターでエンジンをアシストすることで燃費向上を実現するハイブリッドシステムです。
最良モデルのモード燃費は22.0km/Lとそれなりによく、ハイブリッド仕様のないライバルより優れています。
ただし、このクルマには厳密に言うとライバルはいません。それはなによりデザインの質とニッチなボディサイズにあります。
「クロスビー」は、全長3.7m台で軽自動車以外のコンパクトSUVとしては破格の短さ。
ライバルには一応ホンダ・ヴェゼル、マツダCX-3などが上がりますが、どちらも全長4.2m以上。なによりデザインが明らかにマンガチックで、キャラクター性に富んでおり、他とは大きく違います。