スズキ「“SUV”軽トラ」がスゴい! “ゴツい”アシ&“斬新”ドア装備で「ジムニー」超えた!? 超カッコイイ「マウンテンTRAIL」とは
2025年1月には、毎年恒例のカスタムカーイベント「東京オートサロン」が開催されます。過去にはさまざまなモデルが登場し会場を盛り上げましたが、今回はスズキが前回の2024年に出展した軽トラック「スーパーキャリイ」のカスタムカーを紹介します。
大人の“遊び心”を刺激する「タフな軽トラ」
2025年1月10日から12日までの3日間、世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2025」が開催されます。今回で43回目となりますが、過去にもさまざまなカスタムモデルが登場し話題を集めました。
そんな出展車両のなかから、前回2024年の東京オートサロンに参考出品されたスズキ「SUPER CARRY Mountain Trail(スーパーキャリイ マウンテントレイル)」について紹介します。
東京オートサロン2024のスズキブースでは、アウトドアで本格的な調理を楽しめる新型「スペーシア パパボクキッチン」や、スポーティなカスタムを施した新型「スイフト クールイエローレヴ」など、参考出品車を含む合計9台が出展されました。
そのなかでも、世界初公開となったスーパーキャリイ マウンテントレイルは、商用軽トラック「キャリイ」のキャビンを拡大した派生モデルである「スーパーキャリイ」をベースに、大幅なカスタマイズを施したコンセプトカーとして注目を集めました。
ターゲットはズバリ、仕事から遊びまで全力で行動する「アクティブな大人」。
まず軽トラックを改造したであろうことが明確な外見からして、タフな走りを期待させてくれます。
広めのキャビンが特徴のスーパーキャリイにさまざまな特装パーツを組み込むことで、商用軽トラックの魅力を存分に引き出した1台なのです。
スズキのプレスリリースには、「アクティブな大人が山をストイックに楽しむためのクルマとして、ビジネスだけではなく遊びにも活躍する、商用車の新たな世界観を表現しました」と紹介されていました。
カスタム内容を具体的に見ていくと、まずは足回りをリフトアップし、通常のキャリイやスーパーキャリイでは選択できないオフロードタイヤを装着。
悪路の走破性を比較的に向上させるとともに、ファッション性も追加しています。
ハイルーフの上には大きなラックとライトバーを設置。夜間や暗所でも前方を明るく照らす作業用ライトを備えたほか、コンテナボックスも装備して、商用車をベースとしながらもパーソナルユーズ感を演出しています。
特に目を引くのが、通常のドアを取り外し、代わりにパイプドアを取り付けた点。
これにより運転時の下方の視野を向上させ、アウトドアユースでも乗り降りしやすくなっています。
また2シーターとなれば走り心地も気になるところですが、スーパーキャリイ マウンテントレイルは運転席と助手席の双方にフルバケットシートを採用しているので、車体が左右前後に揺さぶられるような荒れた路面でも安心してステアリングを操作できます。
さらにキャビンと荷台を強固なアウターロールゲージで囲み、車体下部にはアンダーガードを装着して強化することで、外部からの衝撃に備える強靭な車体を実現。
標準モデルと大きく異なるオープンの荷台に備えた大きなウインチは、ユーザーの趣味に合わせてさまざまに使うことができるので、“遊び心”を刺激されること請け合いです。
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スーパーキャリイ マウンテントレイルはスズキ公式のコンセプトカーとして、会場でも人だかりができるほどの注目モデルでしたが、残念ながら市販化には至っていません。
しかしこれまでも軽自動車ユーザーの心をつかむ意欲的な車種を開発してきたスズキだけに、さらに進化させた姿での市販化を待ちたいところです。
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