トヨタが「クラウン “オープンカー”」初公開! 「匠の手彫りデザイン」×「ギンギラギン」ボディがスゴかった! もはや「芸術」なモデルとは
群馬トヨタグループのRIKISOが、トヨタ「クラウン」をベースに外観をメタリックに加工したカスタムモデルを「群馬パーツショー 2024」に実車展示しました。どのようなクルマなのでしょうか。
世界に1台の「クラウン オープンカー」は職人仕上げ
2024年7月5日から3日間、Gメッセ群馬(群馬県高崎市)にて「群馬パーツショー 2024」が開催されました。
なかでも、群馬トヨタグループで点検整備や輸送、板金塗装を行うRIKISOが展示していたトヨタ「クラウン」(10代目)のカスタムモデルがひときわ目立っていました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
10代目クラウンは1995年に登場しました。従来から続いてきた「ペリメーターフレーム」の使用をやめ、モノコックボディを初採用することで、ホイールベースの延長や車重の100kg以上の軽量化が図られています。
この10代目クラウンをベースに、RIKISOがもつ板金塗装技術を活かし、メタリックに加工したモデルが展示されました。
外観をよく見ると銀無垢のようにまばゆい輝きを放つシルバーが目立ちますが、近づいてみるとフロントのボンネットからサイド、リアに至るまでほぼすべてのボディパネルに細かな彫刻が施されています。
この彫刻は「3Dエングレービング塗装」と呼ばれる版画に用いられる技法で、ひとりの担当者が3ヶ月もの時間をかけ、手作りで仕上げたといいます。
主に平行線を組み合わせた幾何学模様が彫られましたが、ボンネットの中央左右やボディサイドの中央には4つの葉と「あられ」のような丸い模様が組み合わさった彫刻が施され、銀のボディとともに独特の重厚感・無機質感を放っています。
特に、このあられのような彫刻はボンネットの大面積と長いボディをもつサイドまで彫られているため、かなりの時間と労力がかけられた様子。その一方で、ひとつひとつの模様には大きさや彫りの深さのばらつきは少なく、まさに“職人のワザ”といえそうです。
また、ルーフ部分が切断され、独自のオープンカー仕様になっている点も特徴。ホワイトのメッシュホイールやスモーク加工のヘッドライト・テールライト、ナンバーポケットのスムージング加工なども施されています。
インテリアはベースのクラウンそのままの姿で、ブルーグレーを基調に当時らしく質感高いファブリック素材が用いられたシートなど、重厚な雰囲気が感じられます。
このクラウンについて、RIKISOの担当者は以下のように話します。
「去年はこのクルマに赤色を塗装して展示していました。今回メタリックに塗装した状態として展示したのは初になります。
やっぱり彫刻したところが一番のこだわりですね。フロントだけではなくサイド、リアも手を加えています」
担当者によると、「特になにかをイメージしたということはない」と話していましたが、公道走行不可能な車両であるものの、公道を走れば間違いなく視線を奪う、強烈な存在感を放っています。
展示の反響については、「結構たくさんの反応をいただいていますね。インパクトが強いので皆さんびっくりしています」と話します。
ブースを訪れた人たちは、当時のクラウンをベースに大胆なカスタムが施されたことで驚きの表情を見せており、写真を撮ったり、担当者に熱心に話を聞く人の姿も見られるなど、大きな注目を集めていました。
物凄いクリエイティブで一つの作品としての価値は高いけど、トヨタって事でただオラオラ系の集大成に見えてしまう。
こちとら「素人」だから「芸術」はなかなか理解し難いのだが。
確かに職人技が入って居り、手が込んでいる作品であるのは解る。
しかし、これは単にいかにもヤンキー好きな悪趣味なモノとしか思えない。
近寄ってはダメ感がビンビンに伝わる感じですが。(あくまで個人の感想です)