MT採用! スバル「最新4ドアセダン」公開! 約860万円の右ハンドル「WRX」インドネシアに存在も“日本にはない”理由とは?

インドネシアで開催された「GAIKINDO インドネシア インターナショナル オートショー」。会場内のスバルブースには「WRX」が展示されていますが、なんと右ハンドル&MT仕様です。日本ではなぜ存在しないのでしょうか。

MT&右ハンドルの「WRX」

 インドネシアで7月18日から開催されたモーターショー「GAIKINDO インドネシア インターナショナル オートショー」。
 
 会場内のスバルブースには4ドアスポーツセダン「WRX」が展示されています。

MTで右ハン!?
MTで右ハン!?

 WRX自体は日本でも販売されているので特に珍しいというわけではありませんが、注目はトランスミッション。なんと国内仕様には設定のないMTを組み合わせているのです。

 といっても、なかには「WRXのMTは北米にもあるので珍しくはない」と考える人もいることでしょう。しかしながら、このインドネシア仕様に対して日本のクルマ好きとして注目すべきはハンドル位置なのです。

 インドネシアは左側通行。すなわち車両は右ハンドルで日本と同じなのです。北米向けは左ハンドルですが、このWRXのMTモデルは右ハンドルであることが大きなトピックといっていいでしょう。

 ちなみに、右ハンドルのWRXのMTモデルはタイやオーストラリアなどにも存在。“本国”の日本にはないのに…ちょっとうらやましいですね。

 WRXのMTモデルは、2023年モデルまでは(インドネシアだけでなくどの仕向け地向けも)衝突被害軽減ブレーキなどを組み合わせた先進安全装備の「アイサイト」が装着されていませんでした。

 しかし2024年モデルは北米仕様なども含めてMT用のアイサイトを搭載。これまで日本市場向けにWRXのMTモデルが設定できないネックのひとつとされていた「アイサイト問題」に関してはクリアしています。

 室内を見ると、CVTモデルとの違いはパーキングブレーキが電動式からサイドレバー式へ変更されていること。それに伴い、センターコンソールの形状もCVT用とは若干違います。

 ドリンクホルダーはCVT用の左右配列から前後配列となり、先代のMTモデルによく似た形状(ただし電子制御AWD「DCCD」のダイヤル部分はトレーとなりドリンクホルダーを閉じるシャッターも非採用)といえます。

 ちなみにウインカーレバーは日本向けと同様にステアリングコラムの右に装着されているので、交差点でウインドウウォッシャーを噴射する心配なく、日本人が日本仕様と全く同じ感覚で運転できる仕立てと言っていいでしょう。

 気になる価格は現地通貨8億7450万ルピアで、日本円換算だと850万円ほど。日本とは比較にならないほど高額ですが、ここには最大50%となる関税をはじめとする税金や諸費用が含まれているからです。

 MT好きとしては日本へ“逆輸入”することも考えたくなりますが、実際には手続きだけでなく費用面でもなかなかハードルが高いのです。

 参考までに「BRZ」の価格は、MTモデルが約860万円、ATモデルが約870万円。WRXよりも高いのが興味深いですね。

 また、仕向け地によって存在するWRXのMTモデルが本国である日本で用意されない理由は、解決した“アイサイト問題”のほかに「企業平均燃費との兼ね合い」や「日本でWRXのMTといえば『WRX STI』だがこのMTモデルはいわば『S4』であり、日本だともっとパワフルなエンジンにDCCD式のAWDが期待される」というイメージ的な問題もあるようです。

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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