「覆面パトカー」どうやって“取締り”している? ”追いかける”だけじゃない! 知られざる「3つの取締り方法」とは

高速道路交通警察隊による「高度なワザ」ゆえの取締り方法も

●取締り方法その3:追い上げ方式

 覆面パトカーによる速度違反の取締り方法、3つ目は「追い上げ方式」です。

 赤色灯を付けながら、かなりの速度で追い越し車線を走り抜け、もし前方に違反車がいればそのまま速度計測に入る方式です。

「追い上げ方式」により後方から高速で通過していく覆面パトカー[撮影:オービスガイド(ドライブレコーダーの映像より)]
「追い上げ方式」により後方から高速で通過していく覆面パトカー[撮影:オービスガイド(ドライブレコーダーの映像より)]

 これは速度違反をしながら漫然と走行しているドライバーからすると、いつの間にか直ぐ後ろに覆面パトカーがいて、速度計測済という状況だと思います。

 私も何度か追い上げ方式の取締りをする覆面パトカーを目撃しましたが、制限速度100キロの道を時速160キロくらいで覆面パトカーが追い上げ、はるか前方にいる120キロ以上の違反車を検挙するイメージです。

 実際に測ったわけではないのであくまでもイメージで、正確な速度まではわかりませんが、とにかくすごく速い速度の覆面パトカーが後方から通過した後、しばらく先の路肩などで違反車が覆面パトカーに検挙されている光景を見ることがあります。

 また別の現場では、片側3車線以上ある道路で、中央の車線を走る大型トラックの前に覆面パトカーが走っていました。この場合、後方から迫る違反車からはほとんど大きなトラックしか見えていません。

 追い越し車線を速度超過のクルマが気付かずに通り抜けると、覆面パトカーはさらに左側車線も巧みに使いながらトラックの後ろ側に回り込み、通り過ぎた違反車からは見えないような位置関係を維持しつつ走行。

 そして最後には違反車に近付き、検挙となっていました。

 こうした高速道路交通警察隊の高度なテクニックを幾度となく見ると、感動すると同時に自分の気も引き締まります。

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1件のコメント

  1. むかし、東北道を走っていたときに、SAから無理くりに割り込んできた車があった。あの時は、危ない運転すると思っていて、しばらく走っていたら、覆面PCだと後から分かった。使っていた車があり、違反切符の処理をしていた。でも、本当にあの時、割り込みが下手だと感じた。
    それから、1BOXの覆面PCもあり、これは、駐車違反や一時停止違反を取り締まっていることが多い。白の1BOXが多くて、一見、工事業者の車か何かの配送車にしか見えないが、アンテナが立っているから不自然に感じるからわかる。シートベルトの着用違反でも、呼び込みしたところにいることが多い。

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