「覆面パトカー」どうやって“取締り”している? ”追いかける”だけじゃない! 知られざる「3つの取締り方法」とは
速度違反以外にもある! 「覆面パトカー」が監視している項目とは
ここまで、主に高速道路上で覆面パトカーが取り締まる速度違反について紹介してきましたが、それ以外にも彼らが監視している違反項目があります。
例えば、追い越しや障害物を避けるといった理由もなく追い越し車線を走り続ける「通行帯違反」、あおり運転とも呼ばれる前のクルマとの距離が近すぎる「車間距離保持義務違反」などは、覆面パトカーが特に監視を強化している項目といえます。
線を跨ぐ行為でイエローカットとも呼ばれる「進路変更禁止違反」など様々な項目があります。
こうした多種多様な取締りを行っているなか、自分だけは捕まらないと思っているドライバーは要注意です。
覆面パトカーに気が付く、気が付かないといったハナシ以前に、とにかく前方だけを見ながら漫然と運転しているようなドライバーは、想定外の事態に対応できなかったりします。
速度違反をしていなくても、特に高速道路では前方と同じくらい後方もチェックしたり、前後左右の視界に入る全ての車を見てそれぞれの挙動、車種やカスタムの仕方などから運転手の性格などもイメージし、各車が次にどう動いて行くかなどを予想しながら走るくらいの気持ちが必要かもしれません。
覆面パトカーは、白色や黒色・シルバーといった地味な色のトヨタ「クラウン」がメインですが、そればかりではなく、全国には様々な車種や色の覆面パトカーが活躍中です。
どんなにベテランでも、夜間に後続車のヘッドライトからそれが覆面パトカーかどうかを見極められるドライバーは皆無でしょう。
やはり一番は制限速度と自車の車速を確認し、周囲に注意を払いながら運転するのが大切だと筆者は考えます。
Writer: オービスガイド 大須賀克巳
2008年よりドライバーのための情報を共有するネットワーク作りにとりかかり、現在は「オービスガイド」(アプリ・WEB)を開発と運営。
北海道から沖縄まで、全国全てのオービスを定期的に現地調査。今後も取締り情報に限らず、車に乗る人が安全で快適に、楽しく運転できる仕組みを作りたいと日々奔走している。
むかし、東北道を走っていたときに、SAから無理くりに割り込んできた車があった。あの時は、危ない運転すると思っていて、しばらく走っていたら、覆面PCだと後から分かった。使っていた車があり、違反切符の処理をしていた。でも、本当にあの時、割り込みが下手だと感じた。
それから、1BOXの覆面PCもあり、これは、駐車違反や一時停止違反を取り締まっていることが多い。白の1BOXが多くて、一見、工事業者の車か何かの配送車にしか見えないが、アンテナが立っているから不自然に感じるからわかる。シートベルトの着用違反でも、呼び込みしたところにいることが多い。