日産、営業利益前年比51%増!「Nissan NEXT」最終章、そして新経営計画「The Arc(ジ・アーク)」本格始動へ

日産は「2024年3月期決算」を2024年5月9日に発表しました。

中国除く各国市場で売上高、営業利益共にプラス着地

 2024年5月9日に日産は「2024年3月期決算」を発表しました。

 これまで掲げてきた経営計画「Nissan NEXT」の最終年度の総決算となります。

「2024年3月期決算」に登壇した内田誠社長
「2024年3月期決算」に登壇した内田誠社長

 日産の2024年3月期決算は、2023年4月から2024年3月まで1年間のものです。

 売上高は12兆6857億円(前年同期比20%増)となり、営業利益は5687億円(前年同期比51%増)、販売台数は344万2千台(前年同期比4%増)となったことを明かしています。
 
 中でも米国ではSUV「ローグ(日本名:エクストレイル)」やセダンモデル「セントラ」(日本未導入)などの需要が旺盛していたことで、日産最大の市場となっている北米での販売台数は126万2千台(前年同期比23%増) を記録。

 メキシコでは16年連続でマーケットリーダーとなり、カナダでの販売も前年同期比34%増加しました。

 日本市場では好調な軽EV「サクラ」や軽ワゴン「デイズ」が販売をけん引して、販売台数は44万台(前年同期比6.5%増)し、電動化比率は52%に上昇しました。 

 欧州市場ではSUV「キャシュカイ」(日本未導入)と「 エクストレイル」各e-POWERモデルの堅調な販売が貢献し、販売台数は36 万1千台(前年同期比17%増)となりました。

 一方で中国市場では昨年度に引き続き厳しい市場環境が影響し、販売台数は79万4千台(前年同期比-16%増)と課題が残る結果となっています。

 日産CEOである内田誠氏は「生産能力と商品ポートフォリオを各20%削減し最適化、計画を前倒しして、新型車12車種を投入しました。

 量の追求から価値の創出へと焦点を移したことで、収益性を維持しながら将来の成長を実現するための強固な事業基盤を築いてきました。

 また商品ポートフォリオを刷新したことで、フリーキャッシュフローとネットキャッシュも含む収益性は大きく向上しています」と述べています。 

 25年3月期見通し売上高は13兆6000億円(前年同期比7%増)となり、営業利益は6000億円(前年同期比5.5%増)、販売台数は370万台(前年同期比7.5%増)を掲げ、売上高と販売台数、営業利益ともにプラスとなる見通しとなっています。

 25年3月期の重点的な取り組みとして、新たにスタートする経営計画「The Arc」に基づき市場環境やお客様のニーズにあわせ、バランスのとれた商品ポートフォリオを構築。

 そして最適な事業戦略を実行することで、ユーザーに高い価値を提供しながら、持続的な利益ある成長を目指すとしています。

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2件のコメント

  1. 昨日決算報告で増収増益発表したのに、本日株価下がったのはどういう理由かな?日産が一番株価が安いとは(三菱自除く)

  2. 本業の儲けはどうなのよ?

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