スズキ新型「軽ワゴン」もうすぐ”日本一売れてる車”に!? オシャレな「SUV」タイプ追加も間近な新型「スペーシア」好調! 現首位「N-BOX」に肉薄した「理由」とは
「N-BOX」「スペーシア」の人気動向を結論付けるには「時期尚早」!?
ただしこのスペーシア ギアは、2023年11月のタイミングで公式サイトの一覧からひっそりと姿を消しており、現在は在庫販売のみとなっているようです。
ライバルの新型N-BOXにはないユニークなクロスオーバーモデルだけに、早期の復活が期待されます。
![売れ筋「カスタム」の納期の違いが一時的な販売結果の差となって表れた!?[ホンダ新型「N-BOXカスタム」(右)/スズキ新型「スペーシアカスタム」(右)]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/03/20240319_Honda_N-BOX_Custom_SUZUKI_SPACIA_Custom_002.jpg?v=1710825615)
前出の関係者は、新型スペーシアの納期はおよそ2か月から4か月ほどで生産も安定しているうえ、新型が支持を集めたことで2月に納車が集中したのでは、と話します。
スペーシアは2017年登場の先代において、ノーマルやカスタムに加え、2018年にはスペーシアギアを追加。さらに2022年には商用4ナンバーモデルのスペーシア ベースも追加するなど、積極的にシリーズの拡充を図っています。
顧客を飽きさせないように工夫をしてきたスズキの戦略も、スペーシアの躍進に功を奏した可能性は高く、そしてこのあと間違いなく登場するであろう新型スペーシア ギアが追加されれば、その勢いはさらに加速しそうです。
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軽自動車の販売台数に関しては、2023年12月20日からタントを含むダイハツ車の出荷停止が行われたことで、タントの顧客がどこに流れるのかは注目されていました。
その結果、N-BOXはほぼ変わらず、スペーシアが若干伸ばす、という販売推移となりました。
ただし前出の担当者は、早計な判断はできないとし、次のように話します。
「2月単月でみれば、確かに新型N-BOXが遅れをとっているようにも映りますが、各販売店が決算期を迎え、1年で最もクルマが売れる月である3月度の販売台数を見てみないと、正確な人気の動向はわかりません」
3月11日、国土交通省による出荷停止指示が解除されたタントも含め、3月の軽スーパーハイトワゴンの販売がどう推移していくのか、今後の人気を占う意味でも目が離せない重要な1か月となりそうです。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど




































































