大型トラックの「謎の部屋」どんなトコ? 窓は見えるけど…内部はどうなってる? 実際の使い方とは
内部はどうなっているの? そしてどんな風に過ごすの?
さらにマキシルーフの設備を詳しくみてみましょう。
左右の側面には、天候を確認するための窓がついています。ガラスは開閉できるので、内部の温度調整も可能です。
また、蛍光灯や24Vコンセントがあり、ルーフ内で読書やスマホ操作などができます。
加えて、ドリンク類が飲めるようにカップホルダーも装備されています。
あわせて、オプションでエアコンをつければ、より快適に過ごせるでしょう。
こうしてみると、エアデフレクター内の小部屋はカプセルホテルのようなイメージです。
トラックで車中泊するために専用の寝具を購入する人が多く、こうした2階の仮眠室の中も寝具が敷かれていることが多いようです。
なかには低反発のマットや寝袋などを置いたり、夏の暑い日には冷感敷マットを敷くといった使い方もされているようです。
また、車中泊用の抱き枕や扇風機、加湿器、ツボ押し器なども販売されているので、そうしたグッズが置かれているかもしれません。

それでは、仮眠室としてではなく自由に使うことはできるのでしょうか。
そのほかの使われ方について、前出の担当者は次のように語ります。
「主に長時間運行の合間に休憩スペースとして使われています。
また、着替えや工具など、ちょっとした荷物を置くスペースとしても活用できます」
長距離ドライバーはトラックの中で寝起きし、仕事をしています。
そのため、トラック内を生活空間のように整えており、2階の仮眠室の使い方も実際にそれぞれのようです。
たとえば、SNSネットをみると、スピーカーを置いて小部屋の中で音楽を聴いている人がいるようです。
また、電気ポットでラーメンを作ったりコーヒーを淹れたりする人もいます。
あるいは、洗濯物を置いたり、備蓄のインスタントラーメンを置いたりと物置代わりに使うという声もみられます。
ガソリンスタンドや高速のSAでシャワーを浴びるための、石鹸やシャンプーを小部屋に常備する人や、着替えを置くという人もいます。
トラック内を快適に保ちたいというドライバーは、さらにこだわった使い方がみられそうです。
※ ※ ※
トラックキャビン2階にある仮眠室は、ドライバーが日々の業務のなかで、それぞれの使い方をしているようです。
普段のスムーズな生活が、こうしたトラックの進化やドライバーの努力で支えられていることは覚えておいてもよいかもしれません。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。





























