大型トラックの「謎の部屋」どんなトコ? 窓は見えるけど…内部はどうなってる? 実際の使い方とは

トラックにはいろいろタイプがありますが、たまに屋根の高いトラックを見かけることがあるという人も多いでしょう。一部ではそこに部屋が備わっていますが、実際にドライバーはどのような過ごし方をしているのでしょうか。

たまに見かける大型トラックの「謎の部屋」とは

 トラックのなかには、キャビン上部に小部屋を設置しているタイプがあります。
 
 この小部屋の中ではドライバーが仮眠をとることできますが、実際にドライバーはどのような過ごし方をしているのでしょうか。

大型トラックなどに付いている「謎の小部屋」内部はどうなってる? ユーザーからは反響上々!? どんな使い方が出来るのか声が
大型トラックなどに付いている「謎の小部屋」内部はどうなってる? ユーザーからは反響上々!? どんな使い方が出来るのか声が

 トラックにはいろいろタイプがありますが、たまに屋根の高いトラックを見かけることがあるという人も多いでしょう。

 こうしたトラックは、運転席の上部に、ボックス型のエアデフレクターというエアロパーツを取り付けています。
 
 エアデフレクターにもいろいろな形状があります。たとえば、傾斜角度を変えることで防風効果が調整できたり、LED看板灯をつけて広告媒体としても使えたりするものもあります。

 しかし、そのボックスの内部が「小部屋」になっており、窓までついているタイプが存在します。

 実は、この小部屋はベッドスペースであり、トラックドライバーが仮眠をとるように設けられています。

 利用するときは、潜水艇から甲板に上がるように、運転席からハシゴをのぼり、ハッチを開けて入り込みます。

 多くのトラックは、運転席の後ろに仮眠用のベッドを備えていますが、これに対し、荷台や荷室を広くするためにキャブ上部に寝台を設置しているのです。

 このようなエアデフレクターのオプションにはメーカー独自の名称がつけられています。

 三菱ふそうは「スーパーマルチルーフ」、日野自動車は「スーパーハイルーフ」、いすゞでは「マキシルーフ」です。

 では、実際にその小部屋はどのような空間なのでしょうか。

 マキシルーフについて、いすゞロジスティクス株式会社の担当者は次のように話します。

「マキシルーフは、運転席後方にあるベッドスペース分を含めて荷台容積として確保しつつ、1泊以上の長距離運行が必要となるような運送会社向けに設定しています」

 マキシルーフの内寸は最大で横198.5cm、奥行き102.5cm、高さ86.5cmです。

 シングルベッドが幅100cm、長さ195cmなので、大人一人が横になるには十分な広さといえます。

 また、キャビン内から昇降台を使って簡単に行き来できます。

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3件のコメント

  1. 殆どのトラックの上のやつは部屋になってない
    ただの風除けあれがないと後ろの荷物に風の抵抗受けすぎて燃費も悪くなる

  2. 燃費を抑える効果も有るが、トラックの屋根は夏場に熱くなってエアコンの効きが悪いから遮熱の効果があるんだよ。
    ボックスタイプも遮熱効果は有るだろう。
    屋根に取り付けた板が直射日光を受けて走行風で冷却ってシステムさ。

  3. 「…多くのトラックは、運転席の後ろに仮眠用のベッドを備えていますが…」いつの話をしているのかな?現状ベットレスが標準ですけど…?!まず、ベットレスに成って行った経緯から説明して行くのが筋ではないかな?それで、ベッドレスの対応としてしてハイルーフ小部屋化が持ち上がってきた。それと、この仕様はハイルーフが選択できる車種に限られるので、車両全高に制限の有る車両では選択できない(一般的な燃料油ローリなどは全高に厳しい制限あり(全てでは無い))。

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