大型トラックに付いている「謎の浮くタイヤ」どんな意味? 故障じゃないの? タイヤが浮くワケとは
タイヤが浮くことで「高速道路料金」や「物流改善」にも影響!? なぜ?
また、接地している車軸を減らすことで、「高速料金を安くできる」のも大きなメリットの部分だと言います。
高速道路の料金区分は、「軽自動車・二輪車」、「普通車」、「中型車」、「大型車」、「特大車」に分かれており、車軸が4つ以上のトレーラーは最も料金の高い「特大車」に入ります。
さらに高速道路の車種区分(トレーラー)は次に決められています。
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・大型車
「けん引普通自動車等と被けん引自動車(2車軸以上)との連結車両、けん引中型車と被けん引自動車(1軸車)との連結車両およびけん引大型車(2車軸)と被けん引自動車(1車軸)との連結車両」
・特大車
「けん引中型車と被けん引自動車(2車軸以上)との連結車両、けん引大型車と被けん引自動車との連結車両で車軸数の合計数が4車軸上のものおよび特大車がけん引する連結車両」
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つまり、トレーラー単体の車軸が、2車軸以上あると「特大車」の料金となります。
例えば、平日昼間に東北自動車道の浦和ICから青森ICまで走行した場合、特大車(全タイヤ接地)では3万8200円です。
しかし大型車(タイヤ浮かせる)の場合は2万3000円となり、その差は1万5200円で約40%安くなります。
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なおリフトアクスル機能を搭載するトレーラーは年々増えているようで、その要因として「トラックドライバー不足」が背景にはあるようです。
具体的には、ドライバー不足による問題と物流効率の改善という観点から一度に大量の荷物を運ぶために年々トレーラーが大型化。
そのトレーラー大型化を後押しするのが前述のようなメリットがあるリフトアクスル機能だと言います。
このようにクルマ側の負担軽減から物流コスト低減、そしてトラックドライバー不足など様々な要因に影響しているリフトアクスル機能。
知らずに見ればただタイヤが浮いているだけですが、そこには様々な背景があったようです。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。



















