2025年「最も検挙された違反」発表! “スピード違反”よりも多かった「交通違反」は何? 最新の「めちゃ捕まっている違反」ランキングが公開
警察庁は先日、2025年中における交通違反の取り締まり状況について公表しました。一体どの交通違反が最も検挙されたのでしょうか。
2025年に“最も捕まった交通違反”「ワースト5」とは
日々、全国各地で交通違反の取り締まりがおこなわれています。ドライバーの中には、警察に検挙されないよう気をつけているという人も少なくないでしょう。
この交通違反取り締まりに関して、警察庁は2026年2月26日、2025年の1年間における交通違反の取り締まり状況を公表しました。
警察庁の統計によると、2025年における交通違反関連の検挙件数は493万2459件であり、前年から21万594件減少しました。とはいえ、1日あたり約1万3500件もの交通違反が検挙されている計算になります。
最も検挙数が多かったのは、どのような交通違反だったのでしょうか。
![検挙件数が多かった交通違反とは!?[イメージ画像:tommy/PIXTA]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/03/pixta_88713263_Mx.jpg?v=1772446770)
2025年中に最も検挙された交通違反は「一時不停止」で、検挙件数は113万6083件、全体に占める割合は23%でした。
一時停止標識がある場所では停止線の手前で一時停止しなければなりませんが、ドライバーが止まっているつもりでも意外と停止できていないケースがみられます。
特に見通しの悪い交差点では、停止線手前で停止した後、自車の存在を知らせる位置までゆっくりと前進して停止、そこから左右の安全確認ができる位置まで再び前進して停止するという「3段階停止」が推奨されています。
交差点での出会い頭事故を防止するためにも、より慎重な運転を心がけることが大切です。
また2番目に検挙件数が多かった交通違反は「最高速度違反(スピード違反)」であり、検挙件数が86万5691件、全体の17.6%を占めました。なお超過した速度別の検挙件数をみると、以下のような結果となっています。
・時速50km以上・・・1万1618件
・時速30km以上50km未満…11万2156件
・時速25km以上30km未満…19万3728件
・時速20km以上25km未満…27万6101件
・時速15km以上20km未満…27万2049件
・時速15km未満…39件
これらを踏まえると、時速15km以上~時速25km未満の速度超過は検挙されやすい一方で、時速15km未満の速度超過はほとんど取り締まられていない状況であることが分かります。
クルマの構造上、スピードメーターに表示される速度と実際の速度に時速10km前後の誤差が出る可能性があるため、これを考慮して時速15km未満の速度超過は積極的に取り締まられていないものとみられます。
さらに3番目に多かったのは「放置違反金納付命令」の63万209件で、全体の12.8%を占めました。
放置違反金納付命令とは、放置駐車違反で駐禁ステッカーを取り付けられた際にドライバーが警察に出頭せず、期限内に放置違反金を納付しなかった場合に都道府県公安委員会から出される命令のことです。
放置違反金を納付しないままでいると最悪の場合、クルマの車検を拒否されたり、放置違反金や延滞金を強制的に差し押さえられたりするおそれがあるため、その点は留意すべきといえるでしょう。
次に、4番目に検挙件数が多かった交通違反は「通行禁止違反」の50万5417件で、全体に占める割合は10.2%でした。「車両通行止め」や「車両進入禁止」場所への進入、一方通行路の逆走などをすると通行禁止違反に当たります。
とりわけ初めて通行する道路や普段あまり通行しない場所などでは誤って進入してしまう可能性があることから、道路標識や標示をよく確認しましょう。
そして5番目に検挙件数が多かったのは「信号無視」の38万4057件で、全体の7.8%でした。赤信号はもちろんですが、赤色点滅信号を無視して通行した場合も取り締まりの対象となります。
赤色点滅信号の場合は停止線の手前で一時停止し、安全を確認したうえで進行しなければなりません。
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上記のほか、「横断歩行者等妨害等違反」や「座席ベルト装着義務違反」「携帯電話使用等」などの交通違反も多く検挙されていました。
警察では重大な事故につながりやすい交通違反を積極的に取り締まる傾向にあり、交通違反で検挙されないためには、安全運転意識を持つことが肝要です。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。





























