スバルのターボ車「ボンネットの穴」なぜ必要? “穴ナシ”ターボ車も存在!?「エアインテーク」を設ける狙いとは?

スバルのターボ車「レヴォーグ」と「WRX S4」のボンネットには「エアインテーク」と呼ばれる穴が開いていて、ターボ車のエンジンに必要な空気を取り込んでいます。一方、ターボ車であってもエアインテークがないモデルもあるのですが、それはなぜなのでしょうか。

ターボの穴がスバル車らしさを演出

「スバル」というと、四駆や雪道、ラリー、ブルーのボディカラーなど、さまざまな印象を持つ人がいるでしょう。
 
 もしくは、ボンネットに設けられた、大きく開いたダクトが「スバルっぽい」と思う人もいるのではないでしょうか。

ボンネットにエアインテークを備えたスバル「WRX S4」
ボンネットにエアインテークを備えたスバル「WRX S4」

 近年、ボンネットにダクトが開いているクルマは減少しているようですが、スバルがあえてダクトを設けるのはなぜなのでしょうか。

 まず、このボンネットに開いているダクトは「エアインテーク」と呼ばれており、エアインテークの主な役割はターボチャージャーの冷却です。

 ターボチャージャーなどの過給機は空気を圧縮してエンジンに送り込む装置ですが、その空気が高温だと膨張してしまい、せっかくのターボの効果が大きく低下してしまいます。

 そこで、「インタークーラー」と呼ばれる装置で圧縮して高温になった空気を冷やし、密度を高めてからエンジンに流入して効率アップを図っています。

 スバル車に搭載される水平対向エンジンの場合、エンジンの上部にインタークーラーが配置されており、そのためボンネットにエアインテークを設けることで効率良く走行風を取り入れて冷やしているのです。

 スバルの現行車種でエアインテークが採用されているのは「レヴォーグ」と「WRX S4」ですが、ほかの国産メーカーはどのような状況なのでしょうか。

 まずは、日本を代表するスポーツカーの日産「GT-R」です。エンジンは3.8リッターツインターボを搭載し、そのパワーはなんと570馬力・637Nm。エアインテークの穴が左右に分かれて三角形をしていることが特徴です。

 また、2021年にフルモデルチェンジしたホンダ「シビックタイプR」もそのひとつ。従来モデルでもエアインテークが採用されていました。

 搭載されるエンジンは2リッターターボ車で、330馬力・420Nmを発揮。スバル車と同様に、ボンネットの中心にひとつ穴が開いています。

※ ※ ※

 スバル以外にもエアインテークを採用しているモデルはありますが、スバル車と比べると、比較的控え目なエアインテークとなっているようです。

 GT-RやシビックタイプRといったスポーツカーに採用されていることからわかるように、エアインテークは高性能なターボ車の証であるともいえそうです。

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2件のコメント

  1. 素人でも考えれば分かるような憶測記事とか必要ないので、少しは取材してなるほどなと思えるような記事を書いていただきたい。質が悪すぎる。

  2. 「ターボの冷却」などと書いている時点で知識の間違いに気付かないのかな?

    そういうレベルの方は、公の場で「メディア」として公開される記事は書かないでほしい。

    ボンネットの穴は(ほとんどの車種が)空冷式インタークーラの冷却風取り込み用。
    インタークーラというのは、ターボ(の、コンプレッサ)で圧縮されて温度の上がった空気を冷やし、温度上昇により悪化した密度の低下を取り戻すため。

    インタークーラをボンネット裏に置くのか、車両前方に置くのか、はたまた(昔あった)水冷式とするのか、そもそもインタークーラが無いのか…
    それらについて触れないと、記事の意味が無い。

    もっと言うなら「歩行者保護」についての法規と試験も絡むんですよ。

    勉強しましょうね、ライターさん。

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