トヨタ新型「シエンタ」は買って「正解」?それとも…? 乗ってわかる「使い勝手」はどう? オーナーの声とは
ユーザーが思う改善してほしい点は? そもそも買って「満足」?
では、オーナーが思う改善点や気になるポイントなどはあるのでしょうか。
まえともさんは、気になるポイントについて「先進装備」を挙げています。
「自分自身の問題もありますが、最先端の機能をまだ理解できず、なかなか使いこなせません。
実際に使い始めているのですが、『Heyトヨタ』やアプリでクルマと連携する機能などは使いこなせる気がしません」
コネクテッドサービスとしてトヨタは「Tコネクト」を提供しています。新型シエンタでは、メーカーオプションの「ディスプレイオーディオPlus」を選択することで、5年間無料でTコネクトを標準で利用可能になります。
このTコネクトサービスでは、エアコン操作や目的地の設定などを話しかけることで操作が可能なエージェント機能や、専用アプリを使うことでクルマの位置やライトの消し忘れなどの状態を確認できるマイカーサーチ機能などが利用できます。
一方で、これまで習慣的にこのような機能を使ってきたユーザーでなければ、エージェント機能やアプリ連携機能などは活用方法が分からないと感じる人も多いかもしれません。
近年では他メーカーも含めてコネクテッドサービスが標準装備化される傾向にありますが、機能を必要としていないユーザーからすると、いわゆる「レスオプション」も用意して価格をおさえてほしいなどのニーズもありそうです。
さらに、まえともさんは「納期問題」についても挙げています。
「ディーラーの説明では、Xの7人乗りが遅くなるという説明を受けました。納期の問題は改善して欲しい点のひとつです。オプションのETC2.0や前後方ドラレコなどを選ぶ場合も納期が遅くなるそうです」
現在、新型シエンタのみならず新車市場では継続する半導体不足により、長納期化が問題となっています。
まえともさんの場合、「注文から納車までの期間は約40日でした」と運良く短い納期で済んだようですが、SNSでは3か月待ったユーザーや半年後になると説明を受けたユーザーもいるようです。
さらに、オプションによっても納期が異なるため、ユーザー目線に立つと納期を考えたグレード・オプション選びをしなければならず、せっかく新車を注文しても全てが希望通りのクルマに仕上がらない可能性もあります。
ユーザーからも不満の声が上がる長期間の半導体不足問題も、素早い解決が求められています。
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新型シエンタオーナーのまえともさんはシエンタの総合的にみて、「外観がかわいらしく、ボディパッケージ全体が機能的で、走りも活発で運転していて楽しくなります」と、おおむね気に入っている様子でした。
取り回しのしやすいコンパクトボディに、愛嬌あふれる独特のデザインや、低く段差の少ないフロア設計などがシエンタの魅力です。
一方で、シエンタの購入を検討中のユーザーは実オーナーの語る改善してほしい点をチェックしたほうが良いかもしれません。
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