トヨタ 新型「クラウン」世界初公開! 4年ぶり全面刷新「16代目」はSUV&セダンなど「4仕様」の多様化へ

新時代クラウンは「走り」も進化! そして価格は?

 15代目クラウンでは、ドイツのニュルブルクリンクで鍛え上げた「走り」が特徴のひとつでした。

 そうしたなかで16代目クラウンでも「走り」を進化させており、パワートレインは「2.4リッターターボハイブリッド」と「2.5リッターハイブリッド」となり、全車には進化した「E-Four(電気式4WD)」を設定。

「2.4リッターターボハイブリッド」はトヨタ初のハイブリッドシステムとなり、大出力の水冷モーターを後輪に搭載したeAXleを組み合わせWLTCモード燃費は15.7km/Lです。

「2.5リッターハイブリッド」はこれまでのトヨタハイブリッドシステムを進化させたもので、新バッテリーやシフトバイワイヤなどを搭載し、WLTCモード燃費は22.4km/Lとなります。

 またフロント・リアサスペンションや車速に応じてリアタイヤを操舵出来る「DRS」をトヨタ初採用するなどトヨタのフラッグシップの走りを継承しています。

新型「クラウンシリーズ」の第一弾は「クロスオーバー」(撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY)
新型「クラウンシリーズ」の第一弾は「クロスオーバー」(撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY)

 新型クラウンとして最初に登場するクロスオーバーの価格は435万円から640万円となり、2022年秋頃に発売を予定しています。

 クラウンシリーズは、これまでの「カローラシリーズ」「ヤリスシリーズ」と共に多様化するニーズに答える群戦略を展開します。

 日本の歴史でいえば、徳川幕府の江戸時代は15代で幕を閉じましたが、新たに16代目として登場する新型クラウンは、自動車業界の革命となる「明治維新」といえるかもしれません。

※ ※ ※

 【新型クラウン クロスオーバー 車両概要】

 ・ボディサイズ:全長4930mm×全幅1840mm×全高1540mm
 ・室内寸法:室内長1970mm×室内幅1540mm×室内高1170mm
 ・ホイールベース:2850mm
 ・最小回転半径:5.4m
 ・パワートレイン:
  2.4リッター直列4気筒ターボ(272PS)+前モーター(82.9PS)+後モーター(79.2PS)+ Direct Shift 6AT + E-Four Advanced
  2.5リッター直列4気筒(186PS)+前モーター(119.7PS)+後モーター(54.4PS)+ 電気式無段変速機 + E-Four

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Writer: くるまのニュース編集部

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