トヨタ初「ミッドシップスポーツカー」登場! “2ドアクーペ”×往年の「リトラクタブルヘッドライト」が懐かしい! 開放感あるルーフも魅力! “1.6リッタースーパーチャージャー”搭載の「初代MR2」実車展示!
2026年2月に開催された「ノスタルジック2デイズ2026」で、多くの来場者の注目を集めていたのがトヨタ「初代MR2」です。国産初の量産ミッドシップカーとして登場した名車は、いまなお高い人気を誇り、会場でも世代を超えて熱い視線を浴びていました。
来場者の大きな関心を集めていたミッドシップスポーツカー
2026年2月21日・22日にパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催された「ノスタルジック2デイズ2026」には、旧車・絶版車・クラシックカーを得意とするショップのほか、自動車メーカーやディーラーも展示ブースを出展していました。
2022年からノスタルジック2デイズに出展しているトヨタモビリティ神奈川(神奈川トヨタ)は今回、「Customer & Origin」をテーマに、初代「パブリカ」をはじめ、「アルテッツァ」「初代MR2」「8代目クラウン」「3代目(国内では初代)スープラ」など、“ちょっと懐かしいトヨタ車”を展示しました。
いずれのクルマも多くの来場者から熱い視線を浴びていましたが、なかでも初代MR2は特に人気が高く、常に人だかりができている印象でした。
初代MR2は、国産車初の量産ミッドシップカーとして1984年に登場しました。2人乗り2ドアクーペボディを採用し、FF車であるカローラの横置きエンジン+トランスミッションを運転席背後に搭載することで、コストを抑えながらミッドシップスポーツカーを実現しました。
同様の手法は、当時販売されていたフィアット「X1/9」や、ポンティアック「フィエロ」といった量産小型スポーツカーにも採用されています。
登場時のラインナップは、1.6リッターDOHC「4A-GELU」型エンジンを搭載した「G」とその上級グレード「G-LIMITED」、そして1.5リッターSOHC「3A-LU」型エンジンを搭載した廉価版「S」の3種類。型式は、1.6リッター車が「AW11」、1.5リッター車が「AW10」となります。
1986年にはマイナーチェンジが行われ、後期型へと進化。内外装の改良に加え、スーパーチャージャーにより最高出力145psまで高めた1.6リッターDOHC「4A-GZE」型エンジン搭載モデルも登場しました。このタイミングで、Tバールーフ仕様車も追加されています。

会場に展示されていたのは、この後期型スーパーチャージャー+Tバールーフ仕様で、ボディカラーは当時のトヨタらしい2トーンカラー。
低く構えたスタイリングに、特徴的なリトラクタブルヘッドライトを備えるなど、1980年代らしい先進的なデザインも大きな魅力です。
リアのエンジンフードが開けられていたこともあり、当時を知る世代だけでなく、若い世代も足を止め、エンジンレイアウトや細部の造形を熱心に見入っていました。
この個体は、トヨタモビリティ神奈川で乗り換えを行ったユーザーが所有していた車両とのことで、走行距離は約17万km。
各部の塗装に剥がれやサビが見られるほか、内装にはオーナーの好みで装着されたと思われるアフターパーツの取り付け跡が残るなど、長い年月を感じさせるコンディションでした。
発売からおよそ40年以上が経過し、状態が良好であれば200万円以上は確実という相場を形成している初代MR2。
1985年式「G-LIMITED ホワイトランナー」を最初の愛車としていた筆者(遠藤イヅル)にとっても、ノスタルジックカーとして展示され、多くの注目を集めている姿には、時代の移り変わりを実感せずにはいられません。
ノスタルジック2デイズは、単に往年のクルマを見に来るだけのイベントではなく、あらゆる世代に懐かしさと新鮮な感動を与えてくれる場であることが、その大きな魅力といえるでしょう。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。





























