異次元の加速力! ポルシェ・スーパーEVのトップモデル「タイカンターボS」を体感した

ポルシェブランド初となる電気自動車(EV)として登場したのが4ドアクーペ「タイカン」だ。日本では2020年に登場、その後2021年1月には後輪駆動モデルが、同年3月にはオールラウンダー「タイカンクロスツーリスモ」と、バリエーションを増やしています。今回はそのトップモデル、タイカンターボSに試乗しました。

鋭い加速力とともに快適な乗り心地も特筆レベル

 タイカンターボSのポルシェらしさは、一般道を流しているときに感じました。

 2年ほど前にポルシェ「911 GT2 RS」に一般道で試乗したことがありますが、そのとき乗り心地の良さに驚いたことを今回タイカンターボSに乗って思い出しました。

ポルシェ「タイカンターボS」の走り。黄色いキャリパーの「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ」はタイカンターボSに標準装備
ポルシェ「タイカンターボS」の走り。黄色いキャリパーの「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ」はタイカンターボSに標準装備

 大径ホイールに薄いタイヤ、低い車高、リアには大きな羽が生えているGT2 RSなのに、小さな段差はきれいにいなし、大きめの段差、舗装の不整やうねりは大きなストロークを持つサスペンションが吸収してくれました。意外にもボディの上下動がソフトで非常に快適なのです。もちろんフワフワしている感じではなく、しっかり感はあるのにたっぷりとした上下のストロークで、乗員に衝撃を伝えないところがGT2 RSもタイカンターボSも共通していました。

 もちろんこれはドライブモードがノーマルモードのときです。スポーツモード、スポーツプラスモードにステアリングスイッチで切り替えるとアクセルレスポンスのゲインが上がり、サスペンションがハードに切り替えられます。

 スポーツプラスでは車高も下がり、リアアクスルステアもスポーツドライビングに合わせて曲がりやすい制御をおこないます。ポルシェエレクトリックスポーツサウンドにより、まるでエンジン車のような雰囲気までも醸し出します。ドライブモードはこの他にレンジ、インディビジュアルがあります。

 ポルシェらしいところ、それはクイックに車高を上げるシステムがあることです。やはり一般車両と違ってアプローチアングルが小さく顎を擦りやすいことが理由ですが、これは必須のオプションだと感じました。

 タイカンターボSはBEVだから充電しなくてはなりませんが、「ポルシェターボチャージング」ではおよそ5分で100km走行分の充電ができるということです。今回の試乗では、車内表示で51%から100%まで(チャージャー表示で40.676kWh)入れるのに43分だったから、かなり早いといえます。バッテリー満充電状態でのレンジは361kmと出ていました。

 タイカンターボSは、また乗りたくなるクルマです。あの快適な乗り心地と鋭い加速力は病みつきになりそう。タイカンもやはりポルシェの魅力を満載したクルマでした。

ポルシェ「タイカンターボS」の走り
ポルシェ「タイカンターボS」の走り

Porsche Taycan turbo S
ポルシェ タイカン ターボS

・車両価格(消費税込):2468万円
・試乗車オプション込み価格(消費税込み):2812万1000円
・全長:4965mm
・全幅:1965mm
・全高:1380mm
・ホイールベース:2900mm
・車両重量:2330kg
・原動機種類:交流誘導電動機
・バッテリー容量:93.4kWh
・モーター システム最高出力:761
・モーター システム最大トルク:1050Nm
・交流電力量消費率(WLTCモード):260.0Wh/km
・駆動方式:4WD
・最高速度:260km/h
・0-100km/h加速:2.8秒
・0−200km/h加速:9.8秒

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