運転席の横はなぜ「助手席」と呼ぶ? 日本独自の表現として定着した訳とは
現代の「助手」がすべきこととは?
現代ではタクシーの扉は自動開閉となり、道路環境やクルマそのものの性能が向上したことなどもあり、「助手」を必要とする機会はほとんどありません。
助手席いう言葉だけが残っているのが実情です。
ただ、現代でも、助手席に座る人が後部座席に座る人に比べて、ある種の特別なポジションであることは間違いないようです。
しかし、飛行機の副操縦士のような意味で、助手席に座る人ができることはほとんどありません。
いうまでもなく、運転手は運転免許証を所持している人しか認められませんが、助手席に座る人は、運転免許証の有無はもちろん、年齢などにも制限はありません。
したがって、助手席に座る人がすべきことは、運転に関わるなんらかの操作というよりも、いかに運転手が気持ちよく運転できるかという点が重要といえるかもしれません。
運転手が初心者であれば、一緒に安全確認をしたり、道案内をしたりするのもよいでしょう。
運転手が疲れているようであれば、休憩を促したりすることも大切です。
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年々多機能化・高機能化していくクルマですが、運転免許証を所持する人が運転し、その責任を負うものであるという部分は今も昔も変わりません。
しかし、助手席の人が的確なサポートをすることで、運転手がより快適に運転することができ、結果として安全かつ楽しいドライブとすることができるのもまた事実です。
次に助手席に座る機会があったとき、改めて「助手」の意味を考えてみるのも良いのかもしれません。
結論がくだらないです。もっと考察すれば色々あるでしょう。
昭和20年代にはタクシーの助手席には必ず助手が座っており、乗客との料金の受け渡しやドアの開閉をやっておりました。その後、徐々に一人乗務のタクシーに移行する時期には助手席に座りたくて、親に頼んで二人乗務のタクシーをやりすごし、一人乗務のタクシーを呼び止めてもらっていた記憶があります。
ちょっと違うと思います。そもそも自動車が出始めた頃は、いわゆるセルモータが無く、「エンジン回し係」と「運転席係」が居てエンジンをかけて居ました。「運転席係」は当然運転も担当しますが、目的地でエンジンを止めたら、戻るのにもう一度エンジンを回さなくては成りません。なので、その「エンジン回し係」の座る席が助手席というわけだと思います、が?!