ライバル5車種とどう違う? 新型ヴェゼルとトヨタ・日産・スバルのSUVと比較してみた!

2021年4月に発売されるホンダのコンパクトSUV新型「ヴェゼル」。コンパクトSUV市場にはライバルが多く存在しますが、それぞれのモデルとはどのような違いがあるのでしょうか。

新型ヴェゼルにはライバルが多し!

 ホンダ「ヴェゼル」の新型モデルが2021年2月18日にワールドプレミア公開され、同年4月の発売が目前となってきています。
 
 新型ヴェゼルが属するコンパクトSUVは、人気のカテゴリーであるため、多くのライバルが存在する激戦区です。では、ライバル各車には、どのような違いがあるのでしょうか。

同色グリルが特徴的な新型ヴェゼル。競合が多いコンパクトSUV市場でどのような個性を発揮するのか?
同色グリルが特徴的な新型ヴェゼル。競合が多いコンパクトSUV市場でどのような個性を発揮するのか?

 国産のコンパクトSUV市場では、各社からさまざまなモデルが相次いで登場しています。

 コンパクトSUVの明確な定義はないものの、一般的に全長4500mm以下のモデルがほとんどで、全長4500mm以上から全長4800mm以下がミドルサイズSUV、全長4800mm以下がラージサイズSUVといえます。

 そんななかで、かつてSUVジャンルの年間販売台数にて4度の1位に輝いたのが先代ヴェゼルです。そのヴェゼルがフルモデルチェンジしますが、ライバル勢とはどのような違いがあるのでしょうか。

 新型ヴェゼルは、シンプルでクリーンなエクステリアと、水平基調のダッシュボードやベルトラインのインテリアを兼ね備え、上質感と落ち着きのあるスタイリングに進化しています。

 ボディサイズの詳細は公表されていないものの、開発責任者は「大きくなっているように見えますが、コンパクトサイズにこだわっているためサイズは先代モデル同等と考えて頂いて問題ありません」と説明しています。

 先代ヴェゼルのボディサイズは全長4340mm×全幅1790mm×全高1605mmと、3ナンバーサイズではあるものの市街地でも運転がしやすいサイズです。

 燃費性能(WLTCモード、以下同じ)は2月のワールドプレミアの時点では公開されていませんが、参考までに新型ヴェゼルと同じと見られるパワートレインを搭載する現行「フィット」では、ガソリン車(16.4km/Lから18.6km/L)、ハイブリッド車(18.4km/Lから21km/L)となっています。

 新型ヴェゼルで価格はワールドプレミア時には未公表ですが、先代ヴェゼルのガソリン車が211万3426円から252万833円、ターボ車が295万6800円、ハイブリッド車が250万5555円から286万2037円となっていました。(Modulo Xを除く)

 新型ヴェゼルについて、ホンダ販売店スタッフは、「現時点で発表されている以外の詳細がわかっていません。先代ヴェゼルよりも値段が上がると思いますが、機能装備がライバル車よりも充実していることから、その分の魅力はお客さまに伝わると思っています」と説明しています。

 一方、コンパクトSUV市場で人気なのが2020年8月に発売されたトヨタ「ヤリスクロス」です。

 エクステリアは全体的なフォルムは全体的にどしっとしており、前後の樹脂製フェンダーや樹脂製スキッドプレートがタフなイメージを表現しています。

 ボディサイズは全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mmと先代ヴェゼルよりもコンパクトです。

 燃費性能は、WLTCモードでガソリン車(17.4km/Lから20.2km/L)、ハイブリッド車(26.0km/Lから30.8km/L)と、現在公表されている国産車の燃費数値にてヤリス(36.0km/L)に次ぐ低燃費を誇ります。

 価格は、ガソリン車が179万8000円から224万1000円、ハイブリッド車が228万4000円から281万5000円です。

 ヤリスクロスについて、トヨタの販売店では次のように話しています。

「ヤリスクロスは、ガソリン車、ハイブリッド車共に好調です。とくに、人気のSUVタイプで燃費が良いハイブリッド車は、2021年3月上旬時点で最大6か月のほどの納車待ちが発生しております。

 新型ヴェゼルに関しては発表後に、ヤリスクロスやライズ、C-HRなどトヨタブランドでの競合車と悩まれるお客さまが出てきた印象ですが、新型ヴェゼルの詳細が出ていないため、そこまで問合せは多くありません」

※ ※ ※

 また、新型ヴェゼルはハイブリッド車のe:HEVを中心に展開していくといいますが、2020年6月に発売された日産「キックス」は、電動パワートレイン「e-POWER」のみを設定して登場しています。

 エクステリアには、日産のデザインコンセプト「ダブルVモーショングリル」や「ブーメラン型テールライト」が採用されており、日産らしさを主張。

 インテリアでは、ツートーンカラーの選択肢も用意され、乗員の体をサポートする形状のシートが前後に装備されているのも特徴的です。

 ボディサイズは、全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mmと、先代ヴェゼルよりもひとまわり小さくなっています。

 燃費性能は21.6km/Lとなり、先代ヴェゼルと同等。価格は、275万9900円から286万9900円(AUTECHを除く)となっており、ガソリン車が設定されていないものの、ハイブリッド車や装備面ではライバル勢とほぼ同等です。

 日産の販売店スタッフは次のように話しています。

「キックスは100%モーター駆動というe-POWERならではの走行性能が特徴です。初見の価格面などでは高いという印象を持たれますが、実際に試乗してもらえればその良さを理解いただけています。

 ヴェゼルに関しては、同クラスで後席や荷室で比較対象となることもあり、新型モデルの動向は気になりますが、コンパクトSUV全体が盛り上がるとキックスに関心を持つお客さまも増えますので、その部分に関してはぜひキックスも含めて検討頂きたいです」

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1件のコメント

  1. 恣意的なマツダ外し(笑)

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