パワーモリモリでスタイリッシュ! イケてる2.5リッターセダン5選
ランエボ以上に派手なセダンとは!?
●三菱「ギャラン スーパーVR-4」
現在、三菱は国内でセダンの販売から撤退していますが、かつては数多くのセダンをラインナップしており、なかでも「ギャラン」はハイスペックなグレードを設定してきたことで、「ランサーエボリューション」の誕生以前は、三菱を代表する高性能セダンでした。
1987年に発売された6代目ギャランでは、最高出力205馬力を発揮する2リッター直列4気筒ターボエンジンに、フルタイム4WDを組み合わせた「VR-4」が初めて登場し、高性能さと迫力あるフロントフェイスが相まって人気となります。
以降、VR-4はギャランシリーズのトップグレードとなり、1996年に発売された8代目では性能も大幅に向上。
VR-4は最高出力280馬力を誇る2.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンが搭載され、快適かつ迫力ある走りを実現しています。
さらに1998年には、専用デザインのエアロパーツ、ラリーアート製スポーツマフラー、ハイグリップタイヤ、MOMO製本革巻ステアリングホイール、レカロ製バケットシートなどが装備された特別仕様車「スーパーVR-4」を発売。
当時は、ランサーエボリューションよりもさらにアグレッシブな外観だったため、大いに話題となりました。
なお、スーパーVR-4はかなりの希少車で、いまでは中古車市場に出てくることは滅多にありません。
●マツダ「マツダ6」
今回紹介するクルマのなかで、「マツダ6」は唯一の現行モデルです。その歴史は、2002年に「カペラ」シリーズの後継として発売された初代「アテンザ」からはじまりました。
アテンザは4ドアセダン、5ドアハッチバック、ステーションワゴンの3タイプをラインナップし、欧州市場を意識したスポーティさが特徴でした。
2012年に登場した3代目は、マツダの新デザインテーマである「魂動」と、新世代技術の「SKYACTIV TECHNOLOGY」を採用したフラッグシップモデルとなります。
そして、2019年8月からはグローバルで車名を統一したことから、アテンザから「マツダ6」に改められました。
ボディバリエーションはセダンとステーションワゴンで、ボディサイズは全長4865mm×全幅1840mm×全高1450mm(セダン)と大柄ながら、このサイズ感を活かした流麗かつワイド&ローなデザインが印象的です。
パワーユニットは、最高出力156馬力の2リッター直列4気筒自然吸気、190馬力の2.5リッター直列4気筒自然吸気、230馬力の2.5リッター直列4気筒ターボ、そして190馬力を発揮する2.2リッター直列4気筒ターボディーゼルをラインナップ。
さらに、ディーゼル車には6速ATに加え6速MTが用意されるなど、同クラスのセダンとの差別化を図っています。
また、マツダ独自の車両姿勢制御技術である「Gベクタリング コントロール」や、「アダプティブLEDヘッドライト」、「スマートブレーキサポート」などの先進安全技術を標準装備。
トップグレードの2.5リッターターボ車「25T Sパッケージ」の価格(消費税込)は431万7500円です。
※ ※ ※
冒頭にある自動車税の改正と同時期に消費税の導入が始まり、物品税が廃止され、高額かつ大排気量のクルマほど恩恵があり、輸入車の普及が加速しました。
ちょうどバブル景気という背景と円高傾向もあったため、平成初期は並行輸入も盛んにおこなわれたほどです。
現在、一部のメーカーを除くと、輸入車は特別な存在ではありませんが、内外価格差は依然として残っているため、まだまだ贅沢なクルマという印象を抱く人も多いのではないでしょうか。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。