ただの旧車じゃない!? 魔改造で生まれ変わった車5選
世界でもっとも美しい電気自動車とは!?
●ルーフ「CTR Anniversary」
ルーフはポルシェ「911」やフォルクスワーゲン車のチューニングによって有名となり、現在はドイツの自動車メーカーのひとつとして、コンプリートカーの製造や、部品の販売、レストアサービスなどをおこなっています。
そのルーフの名を広く知らしめたきっかけは初代「CTR」で、911をベースとしたコンプリートカーとして1987年に発表。最高速度330km/h以上を誇り、黄色のカラーリングから「イエローバード」というサブネームが付きます。
それから30年を経て「CTR2017」を製作し、それをベースとした「CTR Anniversary」が誕生しました。
CTR Anniversaryはカーボンモノコックシャシとカーボンボディを採用し、総重量1200kgという超軽量スポーツカーとして仕立てられています。
一見すると1989年まで生産された第2世代の911をベースに、モデファイしているように見えますが、独自設計によるシャシとボディを採用したCTR Anniversaryには、もはやベースとなる車両は存在しません。
911と同様にリアに搭載されるエンジンは710馬力を誇る3.6リッター水平対向6気筒ツインターボで、初代CTRとは異なり水冷エンジンとなっています。
エンジンの意匠は、かつての空冷エンジンを彷彿とさせるネオクラシックなデザインになっており、車体重量バランスの均等化の為、カーエアコン用コンプレッサー及びパワーステアリングポンプを電動化。それらをエンジンルーム外に配置した事で、エンジン出力のパワーロスを抑える事にも成功しています。
最高速度は360km/hに達し、その高速度域にも対応するRUF製7速MTを採用。また専用設計されたリアウイングなど、クラシカルな外装ながら空力性能も高められています。
●ジャガー「E-タイプ ゼロ」
伝統ある英国の高級車メーカーであるジャガーには、クラシックカーの販売やレストアをおこなう「ジャガー・ランドローバー・クラシック」という部門があります。
そのジャガー・ランドローバー・クラシックが2017年に発表したのが、「E-タイプ ゼロ」です。
ジャガー「E-タイプ」は世界でもっとも美しいクルマと評される、1961年に発表されたジャガーを代表するスポーツカーです。
このE-タイプのオープンカー(ドロップヘッドクーペ)をベースに、フロントに搭載されていた直列6気筒エンジンの替わりに、リチウムイオンバッテリーとモーターを搭載。
バッテリーはエンジンと同寸法で重量もほぼ同じに設定され、その結果前後重量配分も変わらず、オリジナルのE-タイプのような走りとハンドリング、乗り心地、ブレーキングが体験できるよう設計されました。
また、インパネまわりもオリジナルの意匠を継承しながら、液晶モニターや液晶メーターパネルを採用し、クラシカルさとハイテクを融合させています。
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今回紹介したようなクルマは、なかなかお目にかかれない高額なものばかりですが、意外と人気がありそうです。
旧車の持つ魅力であるサイズ感やデザインをそのままに、最新のメカニズムで作られているというのは、理想的なクルマと思う人も多いのではないでしょうか。
ミニやフィアット「500」、フォード「マスタング」やシボレー「カマロ」などは、まさにそういうコンセプトで作られています。
しかし、たくさん売れて数が増えてしまうと、興味をもっていた人も興ざめしてしまうようで、難しいところです。
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