ホンダ「シビック」初代モデルvs最新モデル これほど変化したクルマはある!?
全モデルを同時開発することで性能が飛躍的に向上した最新の「シビック」
●2017年発売の最新型「シビック」
現行モデルのシビックは10代目で、2017年に発売されました。日本市場では2010年をもって一旦シビックの販売は終了しましたが、約7年ぶりの復活となったわけです。
ボディタイプは4ドアセダンと5ドアハッチバックの2タイプのボディとなり、5ドアハッチバックにはホンダが誇る高性能版「タイプR」があります。
なお、セダンは国内で生産、ハッチバックとタイプRは英国で生産し、輸入されています。
ボディサイズはセダンが全長4650mm×全幅1800mm×全高1415mm、ハッチバックが全長4520mm×全幅1800mm×全高1435mmと、これまでのシビックで最大となりました。
グローバル、とくに北米での販売がメインであることから、大型化は避けられなかったということです。
エンジンはセダンとハッチバックで共通の1.5リッター直列4気筒ターボで、最高出力はセダンが173馬力、ハッチバックが182馬力と、キャラクターに合わせたチューニングとなっています。
トランスミッションもセダンがCVTのみ、ハッチバックがCVTと6速MTを採用しています。
タイプRは駆動方式をFFとして、最高出力320馬力の2リッターターボエンジンを搭載。トランスミッションは6速MTのみです。
ボディ外観は専用のバンパーやエアロパーツが装着され、内装も専用のバケットシートなどでスポーティに演出。シャシでは接着接合による剛性アップと、専用のサスペンション、ブレーキがおごられています。
2017年4月、ドイツのニュルブルクリンク北コースでの走行テストで、FF車として当時最速の7分43秒80のラップタイムを記録するなど、高性能さをアピールしました。
なお、セダン、ハッチバック、タイプRは同時に開発され、シリーズ全体の諸性能を飛躍的に向上させたといいます。
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シビックという名前は「市民の」という意味です。45年の歳月を経た最新モデルでは、もはや初代の面影は残っておらず、市民のためのベーシックカーというコンセプトも、ほとんど残っていません。
現在はシビックよりも小型な「フィット」という存在があるため、ベーシックカーの役割はフィットに委ねられているためです。
初代と最新を比べると、全長で約1200mm、全幅で約300mm大きくなり、出力は3倍以上、タイプRに至っては5倍以上もアップしていることになります。
シビックに限ったことではありませんが、いまでは世界中で売れるグローバルカーであることが必須で、日本の道路事情や使用環境だけを考えてクルマを作る時代ではありません。
こうした背景では、クルマの大型化や高性能化は当然の流れなのでしょう。
51年排ガス規制でエンジン単体で規制をクリアしたのはシビックだけではあるまいか?
日産は330型セドリックから採用されたNAPSで特に酷かったのがL20型の下のトルクの抜けようで同じエンジンを積んだ車種はことごとく牙を抜かれた狼と化してしまった。
この車のニュースでLD28を羊と評した記事があったが羊はL20のほうであったことを記憶しているな
このトルク殺しの邪悪な規制に堂々と立ち向かったのが当時のホンダの開発陣だ
330型セドリックもL28とL28Eは規制の中でも排気量のおかげかトルク不足は感じなかったが、それでも230セドリックの2600GXに比較してトルクの薄さは否めなかった。