お盆渋滞どこに気をつける? 渋滞予測や渋滞時に気をつけておきたいポイントとは
これからの夏、避けて通れない問題が道路の渋滞です。とくにお盆の時期は、帰省客や観光地への移動が増えるため渋滞に巻き込まれやすい季節であり、場所によっては最大40kmの渋滞が発生する可能性も。高速道路の渋滞は、はたして回避できるのでしょうか。
最大45kmの渋滞も 気になる2019年の渋滞予測
2019年のお盆休みは、最大9連休となりGW同様に各地の観光地や帰省に向かう人達などで、高速道路上の渋滞が予想されています。
そのため、NEXCO各社は渋滞予測情報を発表して分散利用を促していますが、実際に走行する際にはどのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。
全国の高速道路を管理・運営するNEXCO各社および日本道路交通情報センターは、お盆休み期間にあたる8月8日(木)から8月18日(日)の交通集中による渋滞予測を発表しました。
その渋滞予測情報によると、下り線は8月10日(土)から8月12日(月)がピークであり、上り線は8月14日および15日がとくに混雑すると予想され、日時をずらした分散利用を推奨しています。
NEXCO東日本においては、関越自動車道下り方面にて、8月11日8時頃に「東松山IC」付近で最大40kmの渋滞を予想しており、上り線では東北自動車道「上河内SA付近」付近において、8月14日17時頃に最大45kmの渋滞を予想。通過には1時間30分前後を要するとしています。
全国的にも30kmから40kmの渋滞予測がされており、例年通りの混雑が予想されますが、なぜこれほどまでの渋滞が発生してしまうのでしょうか。
その原因は利用者の増加もさることながら、ドライバーの運転とも関係しているようです。NEXCO東日本の渋滞予報士によると、各ドライバーの「予防運転」の心がけで渋滞の発生を減少することが可能としており、とくに下り坂から上り坂にさしかかる凹部の「サグ部」での運転が重要としています。
渋滞の傾向について、NEXCO東日本渋滞予報士は次のように話します。
「渋滞の大半は、交通量レベルが高い状態において、下り坂から上り坂に差しかかる『サグ部』で無意識に速度を低下させてしまうクルマがいることで、後続車が連鎖的にブレーキをかけることにより発生します。
渋滞は原因をつくったクルマの後方で発生するため、本人は自らが渋滞を引き起こしたことに気付けないというところがやっかいです。前方確認はもちろんですが、後続車にブレーキを踏ませないように視野を広く持った運転が大切です」
※ ※ ※
渋滞発生地点となっているサグ部には「渋滞ポイント標識」の設置がされています。そのため標識を見かけた際は、無意識な速度低下や車間距離に注意するなどの「予防運転」に各ドライバーが務めることで、渋滞の発生を抑えることが可能です。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。