じつは希少車となってしまった!? 国産4WDステーションワゴン5選
スポーティワゴンとベーシックワゴン
●スバル「レヴォーグ」
スバル「レヴォーグ」はワゴンのみのモデルで全グレードが4WD、エンジンは1.6リッター水平対向4気筒ターボと、2リッター水平対向4気筒ターボの2種類です。
2リッターエンジンの最高出力は300PSあり、トランスミッションは「スポーツリニアトロニック」CVTが組み合わされ、スポーティな走りを実現しています。
また、1.6リッター、2リッターともに「STI Sport」が設定され、専用の足回りや内装、外観が与えられ、見た目も走りも一段とスポーティなものに。
先進安全装備の「アイサイト」も全グレードに標準装備。さらにシートにもこだわり、フロントシートは乗り心地とサポート性を追求し運転の疲労を軽減。長距離の移動でも疲れにくく、安心で集中できるドライブを目指しています。
●トヨタ「カローラフィールダー」
日本を代表するベーシックカー「カローラ」のワゴンが「カローラフィールダー」です。ラインナップは1.5リッター、1.8リッター、1.5リッターのハイブリッドがありますが、4WDは1.5リッターガソリン車のみでトランスミッションはCVTになります。
4WDシステムは、FFに近い状態と四輪駆動状態を自動的に電子制御します。通常の走行時には、燃費効率のよい走りになり、発進・加速時や滑りやすい路面、コーナリング時には、車両の状態に合わせて最適な駆動力を後輪に配分する仕組みです。
ボディは全グレードとも5ナンバーサイズに収まり、最小回転半径は4.9mと市街地でも扱いやすく、まさに日本のニーズに合わせた設計になっています。
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今回紹介したのは4WDワゴン4車種+バン1車種ですが、じつは日本で販売している乗用車4WDワゴンは5車種しかありません。
そもそも、国産メーカーのワゴンはどんどん減少しています。たとえば、日産と三菱はワゴンから完全撤退してしまいました。ワゴンの地位はミニバンとSUVに取って代われたということです。
かつては「アテンザ」のようにセダンがベースとなってワゴンが作られるのが通例でしたが、そのセダンも減少傾向にありますから、ある意味仕方ないのかもしれません。
【了】