日産「新型エルグランド」まもなく発売! わずか「1.5リッター」なのにライバル「アルファード」を大きく超えた!? 全面刷新された“キング・オブ・ミニバン”の「異次元な走り」とは
日産の新型「エルグランド」の今夏市販化に先駆け、モータージャーナリストの工藤貴宏氏がテストコースで市販予定モデルを試乗。強力なライバルであるトヨタのラージクラスミニバン「アルファード」に対し、どのような強みがあるのか、検証しました。
発売直前! 新型「エルグランド」をひと足お先に「チェック」してみたら
ついに正式発表&発売へのカウントダウンが始まった日産の新型「エルグランド」。今夏の市販に先駆け、筆者(工藤貴宏)はテストコースで試作車両に乗ることができました。
それを通して感じたライバルのトヨタ「アルファード」との違い、そして新型エルグランドの強みについて、詳しくお伝えしましょう。
エルグランドといえば、1997年にデビューした初代が大ヒットし、日本市場において大型プレミアムミニバンを知らしめたパイオニアです。
2010年にデビューし、ロングセラーとなっている現行モデル(3代目)は、「キング・オブ・ミニバン」の復権を目指し、それまでの初代や2代目が後輪駆動ベースだったのに対して、前輪駆動ベースへと車体構造を大きくシフトしました。
一方、低重心化による素直なハンドリングが運転好きに大きく支持されていることを知る人は多いでしょう。
さて、実際に乗った新型(4代目)の仕上がりはどうだったのでしょうか。

まず感じたのは、圧倒的な静粛性。室内の静粛性は新幹線くらい……はちょっと言い過ぎかもしれないけれど、エンジンが付いたクルマとは思えないほどの静けさなのです。
何を隠そう、新型エルグランドは歴代初のハイブリッド搭載車。しかも全仕様がハイブリッドとなります。
排気量1.5リッターのターボエンジンに前後2つのモーターを組み合わせる、日産が「e-POWER」と呼ぶシリーズハイブリッドです。エンジンは発電に特化し、そこで起した電気を使ってモーターを回して駆動力とします。
「ハイブリッドなんだから、エンジンを止めているときは静かで当然でしょ」と思うかもしれません。
でも違うんです。エンジンが動き始めても静かなのです。高速領域でも車内は本当に静まり返っています。
もともとe-POWERは静かなハイブリッドですが、エルグランドはその水準が一段と、いや2段くらい引き上げられた印象です。
エンジンが掛かっても、ライバルのラージミニバンのハイブリッドモデルより静かなことに驚きました。ライバルも相当静かですけどね。
エンジンをかけても静かなのは、充電のために動かすエンジンの回転数制御が効いているから。
音が目立ちそうな状況ではエンジン回転数を上げず、加速に応じてエンジン回転を上げるといった精緻な制御で、エンジンの音が目立たないようにしているのだと感じました。いずれにせよ、静粛性が素晴らしい次元です。
試乗後に開発者に尋ねたところ、高いレベルで車体の遮音性を高めたうえで「アクティブノイズコントロールも大きく効いている」とのこと。
これは騒音に対して音を打ち消す音を当てて、騒音を減らす電子的な仕掛け。ノイズキャンセリングイヤホンと同じ原理です。
新型エルグランドに組み込まれているそれは、制御がより綿密になり、より幅広い音域に効果を発揮しているのだとか。
イヤホンと違ってオン/オフできないので、どのくらい効いているかは確かめられないんですけどね。












































