「次期GT-Rは必ず出す!」 日産CEO明言!? 「まずはスカイラインを楽しんで」 長期ビジョン発表で明かされたコトは?
日産は2026年4月14日、「モビリティの知能化で、毎日を新たな体験に」をテーマにした長期ビジョンを発表。AIを中心とした「AIディファインドビークル」へ移行し、将来的に約9割のモデルへAIドライブ技術を搭載します。本記事では、商品ラインアップの最適化といった事業戦略をはじめ、ティザー公開された新型「スカイライン」やエスピノーサCEOが明言した次期「GT-R」の展望など、日産が描く未来を徹底解説します。
日産、AIと電動化を軸とした長期ビジョンを発表。スカイラインや次期GT-Rの展望も
2026年4月14日に日産は 、「モビリティの知能化」を掲げた新たな長期ビジョンを発表しました。
AI技術を中核とする次世代車「AIDV」への移行や電動化戦略が語られる一方で 、車好きが熱視線を送るスポーツカーの未来も示されています。
本記事では、新型車戦略や新型スカイラインのティザー公開に加え 、イヴァン・エスピノーサCEOの口から力強く語られた「次期GT-R」の展望など、日産が描く未来を詳しく解説します。

本ビジョンの最大の転換点は、これまでの事業構造改革「Re:Nissan」による「再建」のステージを終え、持続的な「成長」へと舵を切ることです。
その中核となるのが、AIを中心に据えた「AIディファインドビークル(AIDV)」です。
日産は長期的には、AIドライブ技術を搭載するモデルをラインアップの約9割まで拡大することを目指しています。
CEOのイヴァン・エスピノーサ氏は、このビジョンについて「お客さまの体験を最優先に、日産がどこへ向かうのかを定めるもの」だと述べています。
ラウンドテーブルにおいて、エスピノーサCEOは以下の具体的な戦略を明かしました。
【ファミリーアプローチによる効率化】
従来のモデルごとの開発から、設計・調達・製造を高度に共通化する「ファミリーアプローチ」へと移行します。
主要な3つの車両ファミリーでグローバル販売の80%以上を担い、モデルあたりの販売ボリュームを30%拡大することで、コスト競争力と収益性を劇的に高めます。
【「知能化」による新収益モデルの確立】
単なる移動手段としての提供に留まらず、AIドライバー(自動運転支援)のオプション化やサブスクリプション展開、さらに車内時間を価値化するAIパートナー技術を通じ、新たな収益モデルを拡張します。
【動力源の柔軟な併走戦略】
市場の不確実性に対応するため、ICE(内燃機関)、ハイブリッド、e-POWER、EVという多様なパワートレインを柔軟に展開します。
特にe-POWERは、EVへのスムーズな移行を促す「工業的ブリッジ」としての役割を担います。
【開発スピードの劇的短縮】
デジタル技術とAIを上流工程に活用することで、開発期間を最大30か月まで短縮します。一方で、日産が誇る走行テストなどの品質検証は維持し、迅速かつ高品質な商品投入を両立させます。
日産は、商品ポートフォリオを現在の56車種から45車種へと最適化しつつ、一車種あたりの存在感を高めることで、グローバル市場での持続的な競争優位を確立する構えです。

また今回日産は各モデルの役割を明確化し、新たに以下のモデルの公開およびティザー発表を行いました。
【エクストレイル/ローグ e-POWER】
グローバルのコアモデルとして位置づけられています。充電不要で、ハイブリッドの高効率と電動駆動ならではの軽快な走りを両立します。
【ジューク EV】
欧州におけるコアモデルです。大胆で個性的なデザインと先進的な機能が融合しています。
【エクステラ(ティザー公開)】
米国市場における、ブランドの情緒的価値を担う「ハートビートモデル」です。フレーム構造ならではの強靭性を備え、目的に基づいたデザインが採用されます。
【スカイライン(ティザー公開)】
日本市場の「ハートビートモデル」です。ドライバー中心の設計で、高性能かつ意のままの走りを実現します。

また今回日産は、各市場における戦略も改めて明かしています。
そのなかでホームマーケットとなる日本は、米国や中国と並ぶ「リード市場」の一つとして位置づけられています。
主に日本では、次世代プロパイロットの導入やモビリティサービスなど、先進技術の実証をリードします。
また商品では、2028年度以降に新たなコンパクトカーシリーズを投入し、商品ラインアップをさらに強化。
さらには若年層へのアプローチも強化することで、ブランド力と長期的な競争力の向上を図るなどして、2030年度までに年間55万台の販売を目指すとしています。




























