約715万円から! レクサス新型「ES」が“デカカッコよく”進化! ハイブリッドモデルを中国で販売開始
レクサスの中国法人は2026年3月、フルモデルチェンジしたミドルサイズセダン「ES」を発売しました。ボディサイズを拡大し居住性を高めたほか、BEVモデルでは最大685km(CLTC値)の航続距離を実現。伝統の快適性と最新の電動化技術を融合させた、次世代レクサスの象徴となる一台について解説します。
多彩なパワートレインと駆動方式、中国での展開は?
レクサスの中国法人は2026年3月、フルモデルチェンジで8代目となった新型「ES」を発売しました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。
ESは1989年にフラッグシップセダンの「LS」よりも手の届きやすいミドルセダンとして登場しました。
「カムリ」ベースの前輪駆動(FF)ボディは広い室内空間を提供し、より上級のFRセダンとは異なる存在感を発揮しました。
2025年4月に開催された上海モーターショー2025では7年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施し、8代目へと進化。
新しく生まれ変わったES最大の特徴は、純電動(BEV)とハイブリッド(HEV)の二刀流で展開される点で、サイズも5140mm × 1920mm × 1555〜1560 mm(ホイールベース2950 mm)と先代モデルよりも拡大されました。
BEVモデルは出力338 hpのAWD「ES 500e」と、出力221 hpのFWD「ES 350e」の2種類を設定。
そしてHEVモデルでは2.5リッター直列4気筒エンジン搭載の「ES 350h」、2.0リッター/2.5リッター直列4気筒エンジン搭載の「ES 300h」の2種類を用意します。
BEVモデルでは一回の満充電でFWDが約685 km、AWDが約610 kmを走行可能としています(CLTC値)。
エクステリアデザインは2023年開催のジャパンモビリティショー2023でお披露目されたコンセプトモデル「LF-ZC」のスタイルを受け継ぎ、クーペ風ボディをより強調させたファストバックスタイルが目を引きます。
ハンマーヘッド形状のフロントを薄く抑えたことで、スポーティでシャープな雰囲気も実現しました。
2026年3月20日にはレクサスESのメイン市場である中国市場において、新型の販売が開始されました。
まず発売されたのはHEVモデルのES 300hで、中国仕様ではM20A-FXS型2.0リッター直列4気筒エンジンを搭載するFWDとなります。
ES 300hは仕向地によって2.0リッターか2.5リッターの違いがありますが、中国では税制面の関係もあって2.0リッターエンジンを搭載していると考えられます。
また、駆動方式は他の市場ではAWDも用意されますが、中国向けHEVモデルは現時点でFWDのみの展開に。
BEVモデルではFWDとAWDの2種類を用意することから、中国市場におけるAWDはBEVに一本化されると見られます。
ES 300hの基本モデルは30万8800元(約715万2000円、価格はすべて2026年4月上旬時点のレート)で販売され、そこへオプション装備のパッケージを追加できるグレード体系となっています。
プラス1万2000元(約27万8000円)の32万800元(約743万1000円)で販売されるパッケージでは、運転席の腰部マッサージ機能に加え、オットマンタイプの助手席(マッサージ、シートメモリー機能付き)、そして助手席用14インチディスプレイが追加されます。
もっとも高い33万8800元(約784万7000円)のパッケージでは先述のオプション装備に加わる形で、マークレビンソン製オーディオ(17スピーカー)、Dolby Atmosサウンドシステム、竹素材を使用した内装パネル、そして後部座席用サイドサンシェードを装備します。

今回発売されたのはHEVモデルで、純電動のBEVモデルも2026年中の発売を予定しています。
また、8代目の新型モデルと並行して先代にあたる7代目も継続して販売されています。
先代モデルは2.0リッターの純ガソリンモデル「ES 200」のみがラインナップされ、新型よりも少し安い選択肢として残る形です。
中国におけるレクサス事業は現状、ESの売り上げに大きく頼っています。輸入車であることから関税が課せられ、それが高い販売価格に繋がっている一方、2027年からは中国国内でのBEV生産も開始予定です。
レクサスの電動化を中国から進めていくことで、中国市場におけるレクサスのプレゼンス強化とともに、トヨタグループとしての電動化割合も高められることが期待されます。
Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト
下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。









































































