新車で買えるの!? 超絶“レトロ”な三菱「デリカ」? 40年以上も存在する「L300」が偉業達成! 約220万円のシーラカンスなフィリピンモデルとは
三菱自動車のフィリピン法人であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(MMPC)は2026年2月24日、現地で生産する商用車「L300」シリーズの累計生産台数が90万台に達したと発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
40年以上も売られるデリカ!?
三菱自動車のフィリピン法人であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(MMPC)は2026年2月24日、現地で生産する商用車「L300」シリーズの累計生産台数が90万台に達したと発表しました。
L300は、日本で1979年に登場した「デリカ スターワゴン」の車台を流用した小型商用車です。運転席の下にエンジンを搭載する、いわゆるキャブオーバー型で、キャビンより後方には、さまざまな荷台が用意されています。
生産拠点であるフィリピンでは長年にわたり物流用途で重宝されており、地域のビジネスや公共交通を支える存在として親しまれてきました。
ボディサイズは全長4440mm×全幅1695mm×全高1915mm、ホイールベース2350mm。内外装デザインおよび装備は、1980年代登場当初から大きく変わっていません。
むしろ当時の基本設計を維持したまま現在まで生産が続けられていること自体が、このモデルの耐久性や実用性の高さを物語っています。複雑な電子装備を極力排し、整備性に優れたシンプルな構造を採用していることも、長く支持される理由のひとつといえるでしょう。

前席下に搭載されるパワーユニットは、2.2リッター直列4気筒ディーゼルエンジンで、最高出力99馬力、最大トルク200Nmを発生します。トランスミッションは5速MTのみ。価格は82万9000フィリピンペソ(約220万円)からとなっています。
今回のL300累計生産90万台達成の背景には、コンプリートノックダウン(CKD)生産の継続的な改善があります。生産ラインの最適化や作業効率の向上、品質管理の強化といったカイゼン活動を積み重ねてきたことに加え、耐久性と実用性を重視したL300に対する現地市場の根強い需要も、生産を支える大きな要因となっています。
MMPCはL300のほか、コンパクトハッチバックの「ミラージュ」とそのセダン「ミラージュG4」を現地で生産しています。今後、製造能力のさらなる強化、進化するモビリティニーズへの対応に引き続き注力していく考えです。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。






















































