「旭川〜稚内間」の所要時間が“さらに短く”! “雪崩リスク”もある北海道の“難所”を回避! 国道40号「音中道路」が3月22日に開通へ
北海道の道北エリアを南北に結ぶ幹線道路、国道40号。その中でも厳しい自然環境にさらされる難所をバイパスする「音中道路(おとなかどうろ)」が、2026年3月22日16時に開通します。これにより音威子府村と中川町が自動車専用道路で結ばれ、冬期の雪崩による通行規制の回避や、広域的な移動の定時性・安全性が大幅に向上することが期待されています。
雪崩の恐怖から解放!? 音威子府IC-中川ICが開通
北海道音威子府(おといねっぷ)村から中川町に至る延長19.0kmの「国道40号 音中道路(おとなかどうろ)」が2026年3月22日16時に開通します。
この区間は片側1車線の自動車専用道路で、通行は無料となっています。これまで「音威子府バイパス」の事業名で整備が進められてきましたが、2025年3月に道路名称が「音中道路」、インターチェンジ名称が「音威子府IC」および「中川IC」へと正式に決定されました。
この区間に並行する国道40号の現道は、冬期になると雪崩の危険性が高まるため、気象条件等によって事前に通行を止める「特殊通行規制区間」を抱えています。
今回開通する音中道路は、こうした難所をトンネルや橋梁で回避することで、災害に強いネットワークを形成することを目的としています。

移動時間の短縮と定時性の確保といったメリットも見逃せません。
高規格道路が未整備だった1997年以前、旭川市と稚内市の間は片道で約5時間を要していました。その後、名寄美深道路や北海道縦貫自動車道の延伸が段階的に進み、今回の音中道路開通によって旭川〜稚内間の所要時間は現在より10分短い3時間45分にまで短縮される見込みです。
速達性の向上は、地域経済にも大きな恩恵をもたらします。特に道北地域の主産業である酪農や漁業において、生乳やホタテ稚貝などの農水産品輸送の効率化が期待されています。
また、高次医療機関である名寄市や旭川市の病院への救急搬送においても、現道のカーブによる揺れを低減しつつ、安定した搬送時間を確保できるようになるため、地域住民の安心・安全にも直結する重要なインフラとなります。
開通時刻の3月22日16時直前には、音威子府ICや中川IC周辺の道路上での停車や駐車を控えるよう呼びかけられています。
当日はスムーズな開通を支援するため、現地の誘導や指示に従うことが必要です。なお、音中道路は自動車専用道路であるため、125cc以下の二輪車、歩行者、自転車は通行できない点にも注意が必要です。
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1997年から始まった旭川〜稚内間のネットワーク整備は、今回の音中道路の開通によって一つの大きな節目を迎えます。
冬の厳しい寒さと雪に閉ざされがちだった道北エリアにおいて、安定して走行できる自動車専用道路の存在は、単なる移動手段以上の価値を持つといえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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