「リッター25.4km」走る新型「“5人乗り”コンパクトカー」どんなクルマ? トヨタ「ヤリス」サイズの“全長4m級ボディ”採用! “画期的パワトレ”搭載のプジョー「新型ルーテシア」とは
欧州Bセグメントを代表するルノーの「ルーテシア」が2025年10月に大幅改良を受け、ハイブリッド専用モデルへと進化しています。F1の知見を注ぎ込んだ独創的システムが生み出す走りの秘密とは?
伝統の曲線美と最新のアルピーヌ・エッセンスが融合
ルノーは、モータースポーツへの情熱と独自の革新技術を大衆車に注ぎ込み続けてきたフランスの自動車メーカーです。
そのラインナップにおいて、欧州Bセグメントの中核を担うモデルとして、高い走行性能と「官能的」と評される流麗な曲線美を特徴とするのが「ルーテシア」です。
ルーテシアは1990年に欧州で初代が登場して以来、世界的なベストセラーモデルとして知られてきました。
現行の第5世代は、ルノー・日産・三菱アライアンスで新開発された「CMF-B」プラットフォームを採用しています。このアーキテクチャは日産「ノート」などアライアンス内の複数モデルと共通のプラットフォームで、車種ごとに味付けを変えながら活用されています。
2025年10月には日本仕様に大幅なマイナーチェンジが実施されました。最大のトピックは、最新のデザイン言語の採用と、ハイブリッド専用ラインナップへの刷新です。

フロントフェイスには新しいブランドロゴを中心に据え、F1で培った知見を活かしたとされるフロントバンパーデザインや、ハーフダイヤモンド型LEDデイタイムランプを備えて一新されました。
内装も進化を遂げています。センターディスプレイには、スマートフォン用ミラーリング機能付きの9.3インチ大型縦型タッチスクリーンを新たに搭載。
さらに、アルピーヌブランドのデザインコードを取り入れた「エスプリ アルピーヌ」が設定されました。「バイオスキン×ファブリック」のコンビ素材を用いた専用スポーツシートにはブルーのステッチが配され、スポーティかつ上質な空間を演出しています。
パワートレインの核となるのは、ルノー独自のハイブリッドシステム「E-TECH(イーテック)」です。
このシステムは、1.6リッター直列4気筒エンジン(最高出力94ps・最大トルク148Nm)に、駆動用メインモーター(最高出力36kW/49ps・最大トルク205Nm)と、サブモーターのHSG(最高出力15kW/20ps・最大トルク50Nm)を組み合わせ、F1参戦で培った知見を応用しています。
エンジン側に4速、モーター側に2速のギアを持つ電子制御ドッグクラッチ式マルチモードATを採用しており、独自の制御でシームレスな変速とダイレクトな加速感を実現します。
発進時は電気モーター主体で走行し、変速時のショックもモーター制御によって緩和されるため、非常にスムーズで力強い加速感が得られます。エンジンの効率が良い領域を積極的に使うことで、優れた燃費性能を達成しています。
この独創的なシステムにより、WLTCモード燃費は25.4km/Lを実現。これは2025年10月現在、EV(電気自動車)・PHEVを除く輸入車としてNo.1の低燃費(JATO dynamics調べ)を記録しています。
ボディサイズは全長4075mm×全幅1725mm×全高1470mmで、乗車定員は5名です。トヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」に近いサイズ感ながら、全高を低く抑えたワイド&ローなスタンスが、欧州車らしい安定した走りを提供します。
2026年2月現在の価格は399万円(モノグレード/消費税込み)となっています。
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新型ルーテシアは、単なる移動手段としてのコンパクトカーを超え、最新技術と芸術性を高い次元で融合させた、まさにルノーの真髄といえる一台です。
アライアンスの強みを活かした信頼性と、フランス車ならではの個性が同居するこの最新モデルは、国産ハイブリッド車からの乗り換えを検討する層にとっても、新たな「走りの喜び」を教えてくれる選択肢となるのではないでしょうか。
Writer: くるまのニュース編集部
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