新型「“観音開き”コンパクトカー」がスゴい! ほぼ“軽自動車”級「めちゃコンパクト」サイズ! 6速MTのみの「割り切り」もカッコいいフィアット「500ハイブリッド」イタリア仕様 どんなクルマ?

2025年11月、フィアットの象徴的な小型車「500(チンクエチェント)」にハイブリッド仕様が加わりました。愛らしいスタイルはそのままに環境性能を強化した新型モデルは、日本市場への投入も期待が高まっています。

一時はBEV専用車として舵を切った「新世代チンクエチェント」が軌道修正!?

 フィアットの看板モデルである「500(チンクエチェント)」シリーズに、新たにマイルドハイブリッド仕様が設定されました。

 レトロな雰囲気を色濃く残すデザインと、現代の環境要請に応える電動化技術を組み合わせた点が、このモデルの大きな特徴です。

 生産は2025年11月よりイタリア・トリノのミラフィオーリ工場で始まっており、現在は欧州市場へ向けて順次出荷が進められています。

 日本への導入については現時点で公式な発表はありませんが、国内のフィアットファンからは早くも注目を集めています。

 エクステリアは、初代500から受け継がれてきた丸みを帯びたフォルムを踏襲しつつ、ディテールを現代的に磨き上げたスタイルが特徴です。

 かわいらしさと洗練を両立したデザインは健在で、街中でもひときわ目を引くことでしょう。

 500シリーズは2020年にバッテリーEVの「500e」が登場し、日本にも2022年導入されていますが、欧州市場では必ずしも主流モデルとはなっておらず、今回のマイルドハイブリッド追加は、より幅広いユーザー層を意識した展開と見ることができそうです。

斬新「観音ドア」もカッコいい!
斬新「観音ドア」もカッコいい!

 車体寸法は全長3631mm×全幅1684mm×全高1532mmとコンパクトで、都市部での取り回しや駐車のしやすさは健在です。

 外観上は500eとの違いが少なく、フロント周辺の造形などが主な見分けポイント。室内空間も500eのレイアウトをベースとしており、デジタルメーターや大型ディスプレイを備えるなど、見た目以上に先進的な印象です。

 ラインアップは通常の3ドアハッチバックに加え、助手席側後方に小型の後開きドアを設けた「3+1」(近日発売予定)、さらに電動ソフトトップを備えたカブリオレの3タイプを展開。欧州では発売を記念した特別仕様車「TORINO」も設定され、デザイン性を重視するユーザーに向けた提案も行われています。

 パワーユニットは、1リッター直列3気筒ガソリンエンジンに12Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた構成。最高出力は約48kW(約65ps)、最大トルク92Nmを発生し、ベルト駆動式スターター・ジェネレーターが加速時や発進時にアシストします。

 大容量バッテリーを搭載する本格ハイブリッドではないものの、燃費改善や発進の滑らかさに確かな効果をもたらしてくれます。

 6速マニュアルミッションのみという点も、このモデルならではの特徴です。

 マイルドハイブリッドの効果により、発進時の扱いやすさが高められており、軽量なボディと相まって、市街地でも軽快な走りが期待できそうです。

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 デザイン性と環境性能、機動力、装備内容のバランスに優れたコンパクトカーといえる新型500ハイブリッド。バッテリーEVには踏み切れなかったユーザーにとって、現実的な選択肢となることでしょう。

 日本導入については、現時点公式な発表はありませんが、国産コンパクトとは異なる個性を求める層に強く訴求する存在であり、欧州での評価や販売動向次第では、導入の可能性も十分に考えられるでしょう。

 右ハンドル仕様の設定は期待される一方、マニュアル専用という点がどこまで支持を集めるのかが今後の焦点となりそうです。

 AT仕様の追加を含め、今後のフィアットの動向に注目が集まります。

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Writer: 吉川 賢一

日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど

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