278万円! 日産の新型「“8人乗り”ミニバン」が凄い! 最上級より「220万円オトク」で「画期的バックドア」&“両側スライドドア”装備! 全長4.7m以下の“5ナンバーボディ”もイイ「セレナ」最安モデルとは?
2025年12月18日に日産「セレナ」のマイナーチェンジが実施され、2026年2月の発売を控えています。そのなかでも最も安価なエントリーモデルとは、どのような仕様になっているのでしょうか。
装備十分! 最安モデルとは?
日産は2025年12月18日、「セレナ」のマイナーチェンジを実施し、2026年2月中旬に発売すると発表しました。
今回のマイナーチェンジでは、ボディカラーに新色を追加するとともに、「LUXION(ルキシオン)」および「ハイウェイスターV」のデザインを刷新。さらに、Google搭載の新たなインフォテインメントシステムが導入されました。
そんな進化を遂げたセレナの中で、最もリーズナブルな価格で購入できるエントリーモデルとは、一体どのようなクルマなのでしょうか。

初代セレナは1991年に登場し、2026年で35周年を迎えるロングセラーのミニバンです。2016年に登場した5代目モデルでは、シリーズハイブリッド「e-POWER」や先進運転支援システム「プロパイロット」などの最新技術が採用されました。
現行モデルとなる6代目は2022年11月に発表。e-POWERは第2世代へと進化し、静粛性や加速性能、環境性能の向上が図られています。
2025年12月のマイナーチェンジでは、全グレードに新色の「ムーンボウブルー」「アクアミント」「ディープオーシャンブルー」を追加し、ボディカラーの選択肢を拡充。
ルキシオンとハイウェイスターVでは、フロントグリルとアルミホイールのデザインを変更しました。ルキシオンはエクステリアの質感をさらに高め、シートには次世代素材「テーラーフィット」を採用しています。
機能面では、インフォテインメントシステム「NissanConnect」をセレナとして初めて採用。
Googleを搭載し、音声操作が可能な「Googleアシスタント」やアプリを利用できる「Google Play」に対応しています。
また、ユーザーの要望に応え、「e-Pedal Step」には前回使用時の設定を記憶するモード記憶機能が追加されました。
進化したセレナの中で、最も安価なエントリーグレードが「X 2WD」です。ボディサイズは全長4690mm×全幅1695mm×全高1870mm、ホイールベースは2870mmで、5ナンバーサイズに収まります。
一方、ハイウェイスターVやルキシオンなどの一部上級グレードは3ナンバーサイズとなります。
外観は、エアロパーツを備える上級モデルに比べ、落ち着きのある親しみやすいデザインが特徴です。
ボディカラーは新色3色を含む全11色を設定。シートカラーはブラックに加え、オプションでハイウェイスターVやルキシオンでは選べないグレージュも選択可能です。
Xグレードの2WD車は3列シートの8人乗り仕様。7人乗りは選択できず、2列目キャプテンシートの設定もありません。
オーディオレス仕様のため、Google搭載のNissanConnectインフォテインメントシステムは装備されていません。
スライドドアは標準で手動式となっており、助手席側のハンズフリー式オートスライドドアはオプション設定です。
現行セレナの特徴的な装備のひとつである「デュアルバックドア」は、通常のテールゲートよりも狭いスペースで開閉できる点が魅力で、Xグレードにも標準装備されています。
安全面では、衝突回避ブレーキや踏み間違い衝突防止アシストなどの主要な安全機能に加え、高速道路での運転を支援する「プロパイロット」を標準装備。一方、インテリジェント アラウンドビューモニターは非装着です。
パワートレインには、最高出力150PS・最大トルク200Nmを発生する2.0リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載。
トランスミッションはエクストロニックCVT、駆動方式は2WD(FF)で、燃費性能はWLTCモードで13.0km/Lを達成しています。
X 2WDの価格(消費税込み)は278万5200円。最高級モデルの「e-POWER LUXION」(499万8400円)との価格差は221万3200円です。
Writer: 山城颯太
理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。

























