トヨタ「最新ミドルサイズ“バン”」公開! 斬新「大開口グリル」×便利なスライドドア搭載! 新車818万円からの「プロエース」英国仕様ってどんなモデル?
トヨタが欧州で展開する「プロエース エレクトリック」の実車が英国・ロンドンの展示会で披露されました。どのようなモデルなのでしょうか。
斬新「大開口グリル」×便利なスライドドア搭載!
トヨタの英国法人は2025年11月19日、同国最大の建設業向け展示会「ロンドン・ビルド・エキスポ(London Build Expo)」にて小型商用車(LCV)の実車を展示しました。
なかでも注目されるのは、欧州でトヨタが展開するミドルサイズのEVバン「プロエース エレクトリック」です。どのようなモデルなのでしょうか。

「プロエース」は、2013年から欧州市場で販売されているミドルクラス商用バンです。
フロントにエンジンを横置きに配置するFF(前輪駆動)レイアウトを採用している点が、ワンボックス(箱型)スタイルを採用する日本の「ハイエース」とは異なりますが、スタイリングや使用用途などはハイエースと同様と言えます。
現行の2代目モデルは2016年に登場。 ボディサイズはミディアムが全長4981mm×全幅1920mm×全高1904mm、ホイールベース3275mm。ロングは全長が5331mmです。
配送業務から現場作業まで、さまざまなビジネスシーンでの活用を想定した堅牢な設計が特徴。低床設計のフロアと観音開き式バックドア、サイドのスライドドアなどにより、積載性や作業効率の向上を図っています。
パワートレインはガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどが各国のニーズに応じて用意され、2021年にはBEV(バッテリーEV)のプロエース エレクトリックが追加されました。
2023年11月にはマイナーチェンジも実施され、最新の内外装デザインに刷新。大きなグリルを備えた斬新なフロントマスクに生まれ変わったほか、グレードによりフルLEDヘッドライト、アルミホイールなども設定されました。
室内もステアリングホイールデザインを一新したほか、フルデジタルディスプレイや統合ナビゲーションを備えた最新のインフォテインメントシステムなどを搭載。コネクティッド機能も全車種に搭載可能としています。
また、3人掛けのフロントシートが標準で備わり、クラス最大級となる最大積載量6.6立方メートル、積載重量1400kgを実現しています。
パワーユニットは、75kWhの大容量バッテリーと最高出力100kW(136馬力)を発揮する電動モーターを組み合わせて搭載。最大航続距離は約350kmを実現し、45分間の急速充電で0%から80%までの充電も可能となっています。
英国でのプロエースEVの価格は3万9849.17ポンドから、日本円で約818万円からです。
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ロンドン・ビルド・エキスポでは、プロエースEVのほかに、コンパクトな「プロエースシティ」や、英国生産のフルハイブリッドバン「カローラ コマーシャル」、新しい48Vパワートレインを搭載したピックアップトラック「ハイラックス インヴィンシブル X」も展示されました。
Writer: くるまのニュース編集部
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