新型「“めちゃ小さい”ハッチバック」が魅力的! 全長約3.8mボディ×斬新“半丸目デザイン”がいい! 日産の新型「マイクラ」より約150万円も安いルノー「新型トゥインゴ」欧州仕様はどんなクルマ?
日本で約30年の歴史に幕を閉じたルノー「トゥインゴ」ですが、欧州では待望の次世代モデルがいよいよ本格始動しました。はたして、どのような進化を遂げたのでしょうか。
4代目「トゥインゴ」の全貌とこれまでの軌跡
ルノーは、パリの日常に溶け込むモダンなスタイルと、フランス車らしいエスプリの効いた機動力あふれるモデルを展開する自動車メーカーです。
なかでも「FUN, AGILE, COLOURFUL」をコンセプトに掲げる「トゥインゴ」は、都市型コンパクトカーとして位置づけられるモデルです。
その歴史は1993年に欧州で始まりました。日本市場では1995年9月に発売され、その独創的なパッケージングで多くのファンを魅了してきました。
日本で販売されたトゥインゴの最終導入モデルは3代目で、ルノー・ジャポンは日本向け最後の限定車「トゥインゴ インテンス EDC エディション フィナル」を2024年1月18日に発売しました(限定300台)。このモデルをもって、日本での販売は順次終了することになります。
最終導入モデルとなった3代目は、メルセデス・ベンツ(ダイムラー)と共同開発したRR(リアエンジン・リヤドライブ)レイアウト専用プラットフォームを採用しており、スマート「フォーフォー」と姉妹車関係にあります。

ボディサイズは全長3645mm×全幅1650mm×全高1545mm(グレードにより微差あり)と非常にコンパクトで、トヨタ「パッソ」などに近いサイズ感です。
パワートレインは、最高出力92ps・最大トルク135Nmを発揮する0.9リッター直3ターボに6速EDCを組み合わせた仕様のほか、1.0リッター自然吸気(65ps/95Nm)に5速MTを組み合わせたモデルも存在しました。
特筆すべきは、エンジンを後部に配置したことで前輪の切れ角を確保し、最小回転半径4.3mという抜群の小回り性能を実現している点です。価格も250万円から289万円と、魅力的な設定でした。
そんなトゥインゴですが、ルノーは次世代モデルとなる新型EV(電気自動車)「トゥインゴ E-Tech エレクトリック」の市販モデルを正式発表しており、2026年の初頭より欧州市場でいよいよ受注をスタートさせています。
この新型は、1993年登場の初代トゥインゴを想起させる要素を取り入れたレトロモダンなスタイルを採用しているのが特徴です。
ボディサイズは全長3789mm×全幅1720mm×全高1491mm、ホイールベースは2493mm。市街地での取り回しの良さと、Bセグメント級に匹敵する広い室内空間を両立しています。
パワートレインには、最高出力82psのモーターと、27.5kWhのLFP(リン酸鉄リチウム)バッテリーを搭載し、WLTPモードで263kmの航続距離を確保します。
また、消費電力は10kWh/100kmとされており、セグメント最高水準のレベルの電費効率を目指しています。
開発はルノーグループのEV専業会社「アンペア(Ampere)」が主導しており、企画から量産開始までの期間を2年未満にすることを目標とした開発プロセスが採用されています。生産はスロベニアのノボ・メスト工場で行われることが公式発表されています。
環境性能も追求されており、ライフサイクル全体でのCO2排出量を、2023年に欧州で販売された内燃機関車の平均と比べて75%削減すると説明しています。
注目のエントリー価格は1万9490ユーロ(約356万円 ※3月上旬現在)と案内されています。プラットフォームなどの基本コンポーネントを共有する兄弟車として先行発表された日産の新型EV「マイクラ(日本名:マーチ)」が2万8000ユーロ(約511万円)からの価格設定であることを考えると、約150万円近くも安く、2万ユーロを切る新型トゥインゴがいかに戦略的でお買い得なモデルであるかがわかります。
日本での販売が一旦終了したのは寂しい限りですが、この次世代モデルが再び日本の道を走る日が来るのを、期待せずにはいられません。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。













































































