8年ぶり全面刷新! 三菱の“新型コンパクトSUV”「エクリプス“クロス”」世界初公開! 全長4.5m級の「ちょうどいいサイズ」採用の「200馬力超えSUV」欧州で発表

2025年9月17日、三菱の欧州法人は、新型「エクリプス クロス」を発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。

新型エクリプスクロス世界初公開

 2025年9月17日、三菱の欧州法人は、新型「エクリプス クロス」を発表しました。

 同社初の純電動コンパクトSUVとなる同車は、どのようなモデルなのでしょうか。

8年ぶり全面刷新のコンパクトSUV「エクリプスクロス」
8年ぶり全面刷新のコンパクトSUV「エクリプスクロス」

 エクリプスクロスは、2017年に登場したコンパクトSUV。2018年3月には日本での展開も始まりました。

 同社のミドルクラスSUV「アウトランダー」と、コンパクトSUV「RVR」(2024年4月に生産終了)の間に位置するモデルで、クーペ風のスタイリッシュなフォルムと、電子制御4WDによるダイナミックな走りを融合したアクティブなキャラクターが特徴的です。

 デビュー時のボディサイズは、全長4405mm×全幅1805mm×全高1685mmでしたが、その後2020年12月に実施された大幅改良で、全長を140mm延伸し全長4545mmに。

 この時、当初の1.5リッター直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジン車に加え、新たに2.4リッター直列4気筒エンジン+ツインモーター4WDを搭載した「エクリプスクロスPHEV」が追加されています。

 そんなエクリプスクロスについて、2025年5月13日に欧州で、8年ぶりのフルモデルチェンジを遂げた2代目となる新型エクリプスクロスのティザー画像が公開されていました。

 そして今回、ついにその姿が世界初公開されました。

 新型エクリプスクロスは、三菱の最新デザイン言語、最先端のパワートレイン技術、幅広い先進運転支援システム、Google内蔵を含む最先端のコネクティビティが採用された“純電気自動車”だといいます。

 “完全電動化”を推進する新型エクリプスクロスは、三菱というブランドにとって大きな転換点となるだけでなく、世界初の量産電気自動車である先駆者「i-MiEV」以来のBEV(バッテリーEV)となるようです。

 ボディサイズは、全長4470mm×全幅1860mm×全高1570mmと、欧州ではCセグメントに入る比較的コンパクトなサイズ。

 エクステリアは、三菱車の象徴であるダイナミックシールドをさらに進化させた力強いフロントフェイスで、個性を強調。立体的なハニカムパターンのグリルは、三菱の新時代を象徴するもので、コンパクトSUVながら、際立つ力強さと洗練性を兼ね備えています。

 リアでは、ワイドヘキサゴンモチーフが配されるほか、水平に配列されたライトがデザイン全体にエレガントさと安定感を与えます。

 ボディカラーは、ボルカニックグレー、クリスタルホワイト、サファイアブルー、サンライズレッド、オニキスブラックの5色です。

 インテリアでは、実用性とラグジュアリーさを融合させ、乗員を包み込むキャビンを実現。ルーフには、最先端のフルサイズパノラミックガラスルーフが採用されていますが、これにはエレクトロクロミックフィルム技術が組み込まれており、ユーザーはボタン操作だけで簡単にルーフの透明度を調整できます。

 夜になると、LEDアンビエントライトが、段階的な光の変化によってモダンでハイテクな雰囲気を演出。48種類のカラーバリエーションが用意されており、ドライビングモードに応じて変化します。

 パワートレインは、ロングレンジバージョンとミドルレンジバージョンの2種類を用意します。発売はロングレンジバージョンからスタートして、2026年にはミドルレンジバージョンが登場する予定です。

 最初に発売されるロングレンジバージョンに搭載されるモーターは、最高出217馬力・最大トルク300Nmを発揮。最高速度170km/hに達し、0-100km/h加速は8.4秒です。

 これに組み合わされるバッテリーは87kWhの容量を誇り、最大航続距離は約600kmとなるようです。

 また、最大20に上る先進運転支援システム(ADAS)を搭載。超音波センサーやカメラ、前方レーダーにより車両周辺を常時モニタリングし、安全運転を支援。

 高速道路同一車線運転支援機能 マイパイロット「MI-PILOT」や後退時交差車両検知警報システムなどの多彩な先進安全装備が含まれます。

 新型エクリプスクロスについて、三菱自動車社長 加藤隆雄氏は以下のようにコメントしています。

「世界初の量産型電気自動車『アイ・ミーブ』を開発した当社は、環境にやさしい車両の提供を使命とし、カーボンニュートラルの実現に取り組んできました。今回の『エクリプス クロス』の投入は、プラグインハイブリッドEV『アウトランダーPHEV』やハイブリッドEV『グランディス』に続く、欧州における電動化戦略の重要なステップであり、より幅広い電動車ラインアップを揃えて脱炭素社会の実現に貢献するとともに、欧州のお客様の多様なニーズにお応えしてまいります。」

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 新型エクリプス クロスのお披露目イベントは、ベルギー・ブリュッセルで開催される予定。2025年内に発売される予定で、価格などの詳細は追って明らかになるものとみられます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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