スバル「“新”スポーツカー」がスゴい!「BRZ STIスポーツ YELLOW EDITION」なぜ“特別な黄色のボディカラー”を採用した? 次は「走り系の限定モデル」登場にも期待!

スバル「BRZ」の特別仕様車として「STIスポーツ YELLOW EDITION」が設定されました。特別な黄色のボディカラーのモデルはなぜ誕生したのでしょうか。

なぜ“黄色のボディカラー”を採用した?

 スバルのピュアスポーツカー「BRZ」に、鮮やかなイエローをまとった特別仕様車「STIスポーツ YELLOW EDITION(イエローエディション)」が設定されました。

 先代の「BRZ」(初代)でも設定されたイエローエディション(2016年)ですが、一体どのようなモデルなのでしょうか。

黄色が鮮やかなスバル「BRZ STIスポーツ イエローエディション」
黄色が鮮やかなスバル「BRZ STIスポーツ イエローエディション」

 現行BRZに新たに設定されたイエローエディショは、235馬力を発揮する2.4リッター水平対向エンジンを搭載した後輪駆動クーペの最上級グレード「STIスポーツ」をベースに、内外装に特別な仕立てを施した一台です。

 最大の特徴は、その名の通り、ボディカラーに採用された鮮烈な「サンライズイエロー」。

 スバルの商品事業部 プロジェクトゼネラルマネージャー 小林正明氏に話を聞くと、「イエローはスポーツカーに映える色ですので、いつか出したいなと思って、計画を練っていました」とコメント。

「サンライズイエローは、これまでも伝統的に使っているのですが、2層のイエローを重ね塗りすることで、スバル特有の特別色を出しています。

 ただし、特殊な色ということで量産モデルでは難しいところもあり、限定車という形で設定しました」(小林氏)

 この目を引く黄色のボディカラーに対し、足元の18インチアルミホイールやリアのBRZエンブレム、シャープフィンアンテナ、ドアミラーをブラックで統一することで、精悍なコントラストを実現。さらに、ホイールの奥にはゴールドのブレンボ製ブレーキキャリパーが装着され、高い走行性能を予感させます。

 小林氏は、イエローを際立たせるようにブラックのパーツを配置したほか、ボディカラーとゴールドキャリパーは色味が近く、バランスの良いカラーコーディネートに仕上げたと自信をのぞかせます。

 インテリアも特別な空間に仕上げられており、ブラックを基調としながら、シートやステアリング、シフト周りにはイエローのステッチを採用。

 ドアトリムには専用の刺繍もあしらわれており、スポーティな緊張感の中に遊び心を感じさせる、ドライバーの心を高揚させるコクピットが完成しました。

 なかでもドアトリムに配された刺繍は、「YELLOW」と「EDITION」を上下に配置しているのですが、「設計者が大変な思いをして文字の位置を決めました。1つ1つの文字のバランスで平行に見えるか変わります。それが2段となると絶妙な合わせが必要で、相当苦労しましたが、お客様から好評だったので『やってよかった』と設計者は喜んでいます」(小林氏)と、開発時のエピソードを明かしてくれました。

 BRZの今後の展開について、「今回は、あくまでスポーティな内外装を楽しんでもらう特別仕様車で、性能よりもデザイン性を重視しています。次は走り系の特別仕様車も仕込んでいきたいと思っています」(小林氏)とのこと。走りを極めた特別仕様車の登場が期待されます。

※ ※ ※

 BRZ STIスポーツ イエローエディションは300台の限定生産となり、価格(消費税込)は6速MTが418万円、6速ATが421万3000円です。

 希少なモデルのため販売は抽選方式がとられ、2025年9月5日から10月5日までの期間、全国のスバル販売店にて申し込みが受け付けられます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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