ルノー「新コンパクトハッチ」世界初公開! 全長4.1mの5人乗りで街乗りにちょうどいい!? 第6世代「クリオ」を欧州で発表 日本名「ルーテシア」はどう進化した?
ルノーは2025年9月8日、フランスを代表するコンパクトハッチバック「ルーテシア(欧州名:クリオ)」を欧州で世界初公開しました。
E-Techフルハイブリッドを採用した6代目「クリオ」
ルノーは2025年9月8日、フランスを代表するコンパクトハッチバック「ルーテシア(欧州名:クリオ)」を欧州で世界初公開しました。
6代目クリオは、デザインやパワートレインを全面刷新し、上級車顔負けの装備を備えた最新モデルへと進化しました。
果たして新型はどんな進化を遂げたのでしょうか。

新型クリオは、1990年の初代以来6代目となるフルモデルチェンジです。累計1700万台以上を販売した欧州Bセグメントのベストセラーカーであり、フランスを代表するコンパクトモデルとして高い人気を誇ります。2025年上半期には欧州販売台数で1位を記録するなど、その存在感はいまなお健在です。
今回の新型では、エクステリアデザインが大胆に刷新されました。ボディサイズは全長4116mm×全幅1768mm×全高1451mm、ホイールベースは2591mmとボディサイズを拡大し、より力強くスポーティな印象へ進化。
クーペのように流れるルーフラインと彫刻的なサイドビューを取り入れ、先進的かつダイナミックなシルエットを実現しました。フロントは新しいルノーロゴと特徴的なLEDライトシグネチャーを備え、精悍なフロントマスクに仕上がっています。
インテリアも大幅にアップデートされました。中央には最大10.1インチのデュアルディスプレイ「OpenR Link」を搭載し、Googleマップやアシスタント、Playストアといったアプリに対応。Amazon MusicやPrime Videoなど100以上のアプリが利用可能で、上級モデルに匹敵するデジタル体験を提供します。ワイヤレス充電やOTAアップデートにも対応し、常に最新のソフトウェア環境で利用できるのも魅力です。
パワートレインの目玉は、最高出力160馬力を発揮する「E-Techフルハイブリッド」。1.8リッター直噴ガソリンエンジンと2基のモーター、1.4kWhバッテリーを組み合わせ、0-100km/h加速は8.3秒と俊敏なレスポンスを誇ります。
都市部走行の最大80%をEVモードでカバーでき、燃費は3.9L/100km(約25.6km/L)、CO2排出量は89g/kmと環境性能も大幅に改善されました。そのほか、1.2リッターガソリン(115馬力)やLPG仕様(120馬力)といった選択肢も用意され、幅広いユーザー層に対応します。
安全性も抜かりありません。新型は最大29種類の先進運転支援システム(ADAS)を搭載。アダプティブクルーズコントロールやレーンキープ、360度カメラなどを備え、日常走行から高速巡航まで安心感を高めています。
上級グレード「エスプリ・アルピーヌ」では、アルカンターラを使用した専用内装や18インチホイール、スポーツシートを備え、洗練されたスポーティさを演出。ボディカラーは新色「アブソリュートレッド」「アブソリュートグリーン」を含む7色を展開し、個性豊かな仕立ても可能です。
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なお、新型ルーテシアはトルコ・ブルサ工場で生産され、2025年末から欧州市場で発売予定。日本市場への導入は現時点で未定となっています。
ルノーのCEOを務めるファブリス・カンボリーヴ氏は「クリオはブランドの象徴であり、効率性と走りの楽しさを高次元で融合したモデルです」とコメント。伝統と革新を融合させた第6世代は、再びBセグメントの基準を塗り替える存在となりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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